Perfect Girl☆2

no.67 ページ18

それから数日後

HIROとの約束の日まで残り1日となった。



あの日から星華はほとんど食べ物を
食べれなくなっていた。


この数日、彩にもあって話をしたが、
どうしても星華には踏ん切りがつかなかった。


そんな星華を見かねた亜樹は、明日の事を考え、
オフにしてくれていた。



家で星華はソファに座り、考えていた。



『はぁ…だめだなぁ…明日なのに…
少し、気分転換に外に出ようかな？』


そう言って星華は外に出る準備をして
マスクと伊達眼鏡をして街へ繰り出した。


街へ出ても何を見るわけでもなく
ぼーっと歩く星華


『(何をどう考えたらいいのか…
押しつぶされそう…)』


不安な気持ちに星華は途中道で止まり、
ショーウィンドウの壁に背を預けて
考えていた。


すると、電話が鳴った。



『あ、あれ？マサさんから電話？
もしもし？』


【窪田「あ、もしもし？星華ちゃん？」】


『はい。どうかしました？
マサさんからお電話珍しいですね！』



【窪田「あ、うん。星華ちゃんさ、
今どこにいる？」】


『え？今ですか？今は…ぶらぶらしてました！』


【窪田「うん。そうじゃなくて、星華ちゃんさ、
今もしかしなくても、〇〇通りのとこいる？」】


『え？！そ、そうです！え？なんで？
マサさんエスパー？』



そう言って周りをキョロキョロする星華


【窪田「ふふふ。星華ちゃん。
僕ね今、目の前にいるから！」】


『え？目の前？え？どこ？』


【窪田「星華ちゃんさ、そのまま真っ直ぐ
歩いてきて？」】


『え？真っ直ぐ？これ真っ直ぐ行くと…
道路…え？もしかして…』


【窪田「そう。その黒い車、わかる？」】


『え、あ、うん』


そう言って車に近づいた。


すると窓が少し開いた。
そこに運転席に座る窪田の姿があった。


窪田「こんにちは！」


『マサさん！こんにちは！どうしたんですか？』


窪田「いや、今日オフだったから、
久々にブラリと車走らせようかなーって
思って出てきたら、信号で止まった時
外に星華ちゃんがいたから！今日はオフ？」


『あ、うん。そうなんです！
でも、やる事なくてぶらぶらしてて…苦笑』


少し無理に笑顔を作った星華


窪田「…それならさ！
僕とドライブ行きませんか？」


『え？マサさん、予定とか大丈夫なんですか？』


窪田「うん。特に予定とか無かったから！
どうぞ？」


そう言って助手席の扉を開けた。


『…お邪魔します。』


そう言って車に乗り込んだ星華

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