Perfect Girl☆

no.9 ページ10

女優デビュー作
「パパとムスメの7日間」


初日から舘ひろしに可愛がられ
新垣結衣とは意気投合し、仲良くなった。


撮影最終日


「これを持ちましてSEIKAさん、クランクアップです。」


『お疲れ様でした！！あー！ありがとうございます！』


星華は大きな花束を受け取った。


スタッフ「えーじゃぁ、館さんと新垣さんから一言」


館「SEIKA、わからない事だらけのこの現場で
あんなに素晴らしい演技を見せてくれて
君のお陰でとっても良い作品が出来たと思います。
本当の娘の様に感じてました。
ありがとう。お疲れ様でした。」


『っ…館、さん…(泣』


新垣「えー…初めてSEIKAと出会ってから
凄く意気投合してしまって、2人でふざけあって
スタッフさんに怒られたこともありました。」


「「あははは」」


新垣「でも演技が始まれば、そんなSEIKAはいませんでした。初作品にも関わらず、堂々たる演技で圧倒されるばかりでした。たくさん助けてももらいました。SEIKA、ありがとう。これからは友達としてもよろしくね！お疲れ様でした！」


『っ…ゆ、い…うー…ありがと。』


監督「えーじゃぁ、僕からも一言。
SEIKA、初めての事に沢山戸惑ったと思う。
僕からも沢山指導したこともあったと思う。
けどね。君は僕が選びました。
君のPVを観た時に、この子の演技を観てみたい。
この子を作品に入れたい。
そんな風に思いました。
だからこそ、初めての事であってもやらせてみたかった。
君はそんな僕の想いに精一杯返してくれました。
泣き言一つ言わなかった。
これからも沢山の作品で、君の表現力で！
沢山の人々を魅了していってください。
本当にお疲れ様でした。ありがとう。」


『…監督…ありがとうございました。』


スタッフ「えーそれでは、SEIKAさんから一言。」


『グスッ…えー…皆さん。
右も左も全然わからず、演技も本当に素人で皆さんの足を何度引っ張ったことか…
監督にも何度も指導してもらって、
館さんもあたしのミスで何度も演技付き合ってもらって…
結衣にも…何度も励ましてもらって…
スタッフさんにもたくさん迷惑をおかけしました。
その中で沢山の事を学び、成長させて頂いたと思っています。この作品が初めての作品になったこと、皆さんとお仕事できた事に心から感謝しています。
本当に何もできないひよこでしたが、色々とありがとうございました！お疲れ様でした！！』


そう言って深く頭を下げた。
それに皆が拍手を送った。

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