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1.(僕side) ページ5

その日は、とてもよく晴れていて。

天気予報のキャスターが
「熱中症に注意して、水分補給を摂るように」
なんて言う、
いかにも夏だなあという、そんな日のこと。

夏休みだからといって何をするわけでもなく。

ごろごろと。

時間を消費することだけにエネルギーを使う。

クーラーの効いた部屋で寝て、起きて、ゲームをして、

あっという間に夜になって、

1日を無駄にしたなあ、なんて考えてはまた眠りにつく。

なんて。








よくできたRPGのような展開にはもう飽きた。

もっと何か。

夏休みならではのわくわくするような、何かないか。

考えて、アイデアが湧き出てくるわけでもなく。

日課となっているゲームにログインして。







ああ、そうだ。探すものがあった。

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作者名:帆夏 | 作成日時:2018年7月19日 17時

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