女の子は可愛いもので__Takanori.I

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「まぁっ、ま」

「はーい、どうしたの？」

「にひぃ〜」







なんとも長閑な土曜日のお昼前。






お気に入りの
クマさんのぬいぐるみを持って
歩行器で動き回る莉津。





そんでもって色んなところ
歩き回ってるから
床でゴロゴロしてる結人に
ぶつかりそうな予感。






「まんま！まっま！」






やっと発音できるようになった " ま "を
ただひたすらに連呼するだけで

ママとかマンマっていう単語には
まだ結びついてなさそう感じ。






「いたっ！！轢かれた！！」








…ほらね、やっぱり。








「ゆいがゴロゴロしてるからよ、笑」

「髪の毛いたかった」





もうっ、てほっぺ膨らませて
怒ってる素振りをしてても

笑ってる莉津に
「早くそれ無しで歩けるようになってよ」
とかって話しかけるのが
結人のすごく可愛いところ。







結局 まあ、いいや。
で済ませちゃう結人。





何でもりっちゃんと
公園で早く遊びたいらしい。






「…できたっ！」

「もう！？早いねー」





湊人さん、図鑑のあとは
ジグソーパズルにハマりまして
確実に剛典の脳みそを譲り受けてるね。笑



将来大物になる予感、…それは親バカか。






時間を見るともう剛典を起こす時間。




「パパ起こしてきてくれる人ー？」

「はーい！」




子供たちに剛典を頼んで、お昼ご飯の準備。

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