女の子は可愛いもので__Takanori.I

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「なんではやく起こしてくれなかったの」


「剛典、昨日寝るの遅かったから…」






３人が熱出しちゃった、というと飛び起きて
今はりっちゃんを抱っこしてくれてる。





「そういうの遠慮しなくていいんだって。
家空けてる時以外は俺も出来るし。」


「うん…で、でも、もう少ししたら
起こそうと思ってたから…ありがとう」






分かればいいの、って言って
りっちゃんをあやしてくれる剛典を見ながら





「８時半になったら車回すわ」


「ん、了解。ありがとう」





和室で寝ている２人に目をやる。




「みなと、ゆいと、暑くない？」

「…だい、じょーぶ」

「ぼくも、へいき…」






ふたりの間に座って
お腹を優しくさすってやる。







「りっちゃん、あっつ〜…」

「ぱぱ…あいあい？ないないー」

「今日は一緒に寝て大人しくしてようね〜。」

「ぱっぱ…」







今日パパはバイバイする
(お仕事に行っちゃう)のかって
尋ねるりっちゃんに
行かないよ、と優しく声かけをする剛典。









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「A〜…りっちゃん寝ちゃった」

「病院には電話入れてるからもう行こうかな」

「よしっ、車回してくるよ」

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