唐突に昔のこと思い出したり ページ16
「倫子さーん」
ドアを開けると、倫子さんは桃を食べていた。
……かわいいなこの人……
「あ！！いらっしゃーい。服取りに来たの？」
「うん」
倫子さんは、南次郎さんの奥さん、つまりリョーマのお母様である。
いつでも私が泊まりに来れるように、たくさんの私用の洋服を自室に置いてくれている。
「寂しいからいつでもきてね」と倫子さんは言ってくれた。
日本に帰ることが決まったとき、1番さきに文句を言い出したのはこの人だった。
その理由が、家が分かれるから。
もちろん、平田家が住む家と、越前家が住む家で。
何を隠そう、アメリカにいた時、私達は同じ家に暮らしていた。
理由は知らない。
知るわけがない。
だって産まれたときからそうだったから。
……あと。
5歳位まで、私はリョーマが嫌いだった。
……私、性格悪いから。
「越前南次郎の息子」ってことで、リョーマは色んなとこから注目されてた。
私は昔は、テニスをやってた。大好きだった。
だから、そんなリョーマが気に食わなかった。
「私だって努力してるのに」「なんでいっつもリョーマばっかり」って、
「親の七光り」って。
……今思うと、本当に嫌な子供だな私、とおもいながら、バスタオルを引っ張り出して服と一緒にカゴに入れた。
私のお父さんはゴールドバッジレフェリー……テニスの国際審判だった。
今ならそれがすごいことだってわかるけど……
あのときは、すごいテニスプレイヤーがお父さんのリョーマが羨ましくて、お父さんに「なんでお父さんはテニス選手じゃないの？」なんて無茶苦茶を言ったこともある。
なつかしさとくすぐったさに笑う。
シャワーを浴びながら、水を掬ってそのまま流した。
……で、５歳のとき、私はリョーマを一生支えてくってきめた。
……話飛躍しすぎなんだけど。
でも、そんくらい、リョーマはすごかった。
お風呂の床はすべる。→←クッキー作るのって簡単だけど案外時間かかるよね
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レイ(プロフ) - めっちゃおもしろいっすね！お気に入り登録させていただきました笑応援してます！ (11月2日 16時) (
レス) id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
水団子(プロフ) - 杠葉ナオさん» 光栄です〜！！！この小説でリョーマくんの幼なじみになっちゃってください笑笑のんびり更新ですが最後までお付き合い頂けると幸いです。コメントありがとうございました！ (2020年4月30日 21時) (レス) id: 4f5e2162c5 (このIDを非表示/違反報告)
杠葉ナオ - 超面白かったです！！リョーマ格好いい！幼なじみになりたいわ！(無理です) (2019年5月27日 20時) (レス) id: 3bb8824d05 (このIDを非表示/違反報告)
水団子(プロフ) - Kmiya Kaji725さん» ハイキューの方にもコメント下さってましたよね.......！！応援ありがとうございます、ハイキューとテニプリ両立出来てない気がしますが.......なんとか完結させますので、しばらくお付き合い頂けたら光栄です！コメントありがとうございました！！ (2019年5月27日 18時) (レス) id: f26d4bb807 (このIDを非表示/違反報告)
水団子(プロフ) - loveリョーマさん» リョーマくんへの愛が名前から溢れてますね.......！！初めてがこの作品とは光栄です〜〜！！バカだなんてとんでもないです！！コメントありがとうございました！ (2019年5月27日 18時) (レス) id: f26d4bb807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水団子 | 作成日時：2015年9月21日 20時
