稽古2 ページ17
同田貫「そんなにガラ空きじゃ、敵にやられちまうぞ！
隙を作るんじゃねぇ！！」
A「はい！！」
刀同士がぶつかり合う音が響く。
斬り込んでは受け止め、返しては指摘し、また斬り込んでいく。
体力も徐々に減っていき、息もきれる。
…そして、陽が傾き始めた頃。
A「はあっ！！」
同田貫「！なかなかいいじゃねぇか。
あとはもっと懐に突っ込んで敵に致命傷を負わせれば大丈夫だろう。
よくやったじゃねぇか、嬢ちゃん。」
A「はあ…はあ…ありがとうございます。」
同田貫「…出陣の時、頑張れよ。
…じゃあ、俺はこれで。邪魔にはなりたくねぇからな。」
A「邪魔…？」
その時、Aの体に衝撃が来た。
…そう、太郎太刀と次郎太刀がAに飛びつくようにして、抱きしめてきたのだ。
A「太郎兄様、次郎兄様！？
いけません、今私は汗だくで…お二人も濡れてしまいます…！」
次郎「そんなこといいのっ！！
Aちゃん、よく頑張ったわね…！
アタシ、泣いちゃいそうよ…強くなったのね…」
太郎「A、お疲れ様でした。よく頑張りました。
私達の知らないところでこれ程までに成長していたのですね…
貴女は私達の誇りです。」
二人とも、微笑みを浮かべながら幸せそうにAを抱きしめる。
A「えへへ…これからも精進いたします！！
同田貫さん、ありがとうございました！」
二人を見たAも、自然と笑顔を浮かべた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
同田貫「…へへっ、良かったじゃねぇか。
お疲れ様、嬢ちゃん。」
三人の様子を陰ながら見ていた同田貫も、安心したように笑った。
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あい - この小説何回も読み直しました！とてもお話が素敵でとても面白かったです！続きも頑張ってくださいね！ (2019年1月2日 2時) (
レス) id: 3de2951021 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこゆき - 文月緋さん» ありがとうございます！毎回遅くて申し訳ないです；；めちゃくちゃ頑張ります！(( (2016年8月14日 10時) (レス) id: 1d3ce8f2e0 (このIDを非表示/違反報告)
文月緋 - おお！！続き楽しみにしてました。これからも頑張って下さい！ (2016年6月15日 20時) (レス) id: 3f8854c3dd (このIDを非表示/違反報告)
ひよこゆき - 名無し91309号さん» すみません、次郎には口調に女性っぽさのあるがれっきとした男性として描けるように私も注意を払っていましたがまだまだ私の配慮不足でした…申し訳ありません。ご指摘ありがとうございました、是非参考にさせていただきます。 (2016年6月5日 17時) (レス) id: 1d3ce8f2e0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し91309号(プロフ) - 次郎は一人称女みたいだけど話し方は普通に男ですよ。特別女になりたいという願望もありません (2016年6月5日 14時) (レス) id: 1e7336d97f (このIDを非表示/違反報告)
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