御神刀 ページ15
石切丸「祓い給え、清め給え…」
A「…。」
とある昼下がり、太郎太刀と次郎太刀が出陣で不在の時、Aはキラキラとした目である刀を見ていた。
そう、石切丸だ。
偶然、本丸を散歩していると部屋で加持祈祷をしている石切丸を見つけ、今に至る。
石切丸「…君だね。先程から加持祈祷を見ていた…Aちゃん、で合ってるかな？」
A「！は、はい。貴方は…」
石切丸「石切丸という。
神社暮らしに慣れていてね。ここに来た今でもつい加持祈祷をしてしまうんだ。」
A「私も、刀となってからは神社暮らしでした！
ご、御神刀…ですか…」
やはり自分や兄達と同じ神社暮らし…ということに反応するA。
石切丸も、Aと話しやすいように目線を合わせる。
石切丸「確か君もあの二人の守り刀だったんだよね。」
A「はい。あの…石切丸さんの神社はどのような感じだったんですか？」
石切丸「ん？そうだね…やっぱり参拝者も居たから今の静かな生活にあまり慣れなくて…
そうそう、昔は…」
そのままAと石切丸の会話は弾む。
…そのまま、二人が気づいた頃には日が暮れていた。
次郎「Aちゃん、たっだいま〜！
ここに居たんだね…って、なんだか楽しそうねぇ。」
太郎「石切丸殿、Aのお相手をしてくださりありがとうございます。」
石切丸「いやいや、こちらこそ楽しい時間だったよ。
よかったら、また話したいな。」
A「太郎兄様、次郎兄様、お帰りなさいませ！
石切丸さんに神社や加持祈祷についてお聞きしておりました。
とても面白かったです！」
そう言い嬉しそうに語るAにつられ、太郎太刀も次郎太刀も、石切丸まで笑顔になる。
石切丸(太郎太刀殿と次郎太刀殿の気持ちが分かったな…
このように可愛らしい子が妹なら、手放せないのも納得できる。
お二人が羨ましい…←)
Aにまた一人、仲良くなれた刀剣男士ができた日だった。
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あい - この小説何回も読み直しました！とてもお話が素敵でとても面白かったです！続きも頑張ってくださいね！ (2019年1月2日 2時) (
レス) id: 3de2951021 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこゆき - 文月緋さん» ありがとうございます！毎回遅くて申し訳ないです；；めちゃくちゃ頑張ります！(( (2016年8月14日 10時) (レス) id: 1d3ce8f2e0 (このIDを非表示/違反報告)
文月緋 - おお！！続き楽しみにしてました。これからも頑張って下さい！ (2016年6月15日 20時) (レス) id: 3f8854c3dd (このIDを非表示/違反報告)
ひよこゆき - 名無し91309号さん» すみません、次郎には口調に女性っぽさのあるがれっきとした男性として描けるように私も注意を払っていましたがまだまだ私の配慮不足でした…申し訳ありません。ご指摘ありがとうございました、是非参考にさせていただきます。 (2016年6月5日 17時) (レス) id: 1d3ce8f2e0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し91309号(プロフ) - 次郎は一人称女みたいだけど話し方は普通に男ですよ。特別女になりたいという願望もありません (2016年6月5日 14時) (レス) id: 1e7336d97f (このIDを非表示/違反報告)
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