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父「A。ショッピ君が帰るぞ」
そう父親に呼びかけられた。
また、ショッピ、ショッピ…
私は下に降りて、玄関口まで向かう。
shp「おじさん、今日はご馳走様でした。またお礼させてください」
父「お礼なんていいのに…それならまたご飯を食べにきてくれ」
shp「はい、また伺います…お邪魔しました。………A」
「…」
私は無言で目で訴える。
shp「また明日。帰り遅くなるときは、危ないし、送るようにするから」
「別に、大丈夫」
ショッピは私が目をそらしたことで何かを察したようだった。
そしてまた一礼をして家から去っていった。
・
ショッピがきて賑やかだった家がまた静まり返る。
私はすぐさま風呂に入り、寝る準備をした。
父親に話しかけられてもどんな顔をすればいいのかわからなかった。
・
次の日の朝も。
テーブルには置き手紙があった。
『夕食代です。ショッピ君と食べて下さい』
またショッピ。
・
うんざりしてきた。
ずっとそうだ。ずっと彼は私の人生の中にいる。
小学生の頃は私の後ろをついてくるひ弱そうな男の子だった。
中学生の頃急に身長が伸びて、急にモテ始めた。
そして、『
私たちはそれ以来話さなくなった。
ショッピは私の家を出て。
少し離れた同じ高校に入ったけれど、他人のふり。
それなのに私の人生に入ってきて
たんこぶのように、膿のように…居座り続ける男。
・
『お父さんから夕ご飯代ショッピの分も貰った。昨日一緒に帰ったこと見られて学校では近づきたくない。ショッピの家のポストに入れておく』
と連絡を送った。
ショッピと学校で関わると絶対にいいことがない。
女子に目をつけられるのは目に見えている。
『朝取りに行く』
いつもないのに、今日は返信が来た。
めずらし。
・
数分すると、インターフォンが鳴った。
私は、家を出て、家の前にいるショッピにお金の入った封筒を渡す。
shp「…あざ」
「お父さんに言って」
ショッピは私の方をまっすぐ見つめた。
どうしたんだ、急に。
shp「あのさ、宿題教えて欲しいねん。今日、どこかで一緒に勉強したいんやけど…」
はぁ？嫌味なのか？
あなたは私よりも勉強ができる。
教えてもらう必要ない。
「私、教えられるほどショッピみたいに賢くないよ」
正直に言った。
「それに昨日一緒に帰ったって噂があるみたい…あまり一緒にいるところ見られることしたくない」
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まろん - 更新きちゃぁぁぁ！展開楽しみすぎます!щ(゜▽゜щ) (2022年11月6日 0時) (
レス) id: b18d6a1c45 (このIDを非表示/違反報告)
nnn - はぁっ！最高すぎます！更新待ってました号泣 (2022年11月3日 21時) (レス) @page46 id: 8156faff94 (このIDを非表示/違反報告)
れんれん - 神作きちゃぁぁぁーーー！更新楽しみにしてます！！！！ (2022年10月30日 21時) (レス) @page45 id: 63496a6874 (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - 歯磨き粉2号さん» 更新長らくお待たせして申し訳ありません…！作品に対しても、とても素敵なお言葉をありがとうございます！作者大感動と照れ照れしてしまいました。これからもよろしくお願いします！ (2022年10月17日 22時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - hasuさん» 更新大変お待たせしました…！3回も！勿体無いですし大変恐縮です！ありがとうございます。完結は絶対にさせますので、よろしくお願い申し上げます！ (2022年10月17日 22時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kotegawa | 作成日時：2022年2月14日 0時
