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・
ショッピは玄関に立ったままずっと笑っていた。
「頭おかしくなったの？」
shp「わらう…」
頭を抱えたようにまた笑い始める。
shp「ツボった…」
そう言って肩を震わせてずっと笑っている。
・
マジでこいつは頭おかしくなったらしい。
私は、家に上がり、靴の向きを整えようと振り返ると、玄関越しに足音が聞こえる。
ガチャ
「…お、おかえり」
父「ただいま」
父親が帰ってきた。
父「…ショッピ君じゃないか。どうしたんだ？」
shp「おじさん。お帰りなさい。Aを送ってきただけです。えっと、俺はこれで」
父「待ちなさい。ご飯でも食べていったらどうだ？」
shp「…お気遣いありがとうございます。でも、申し訳ないですし…」
父「そんな遠慮なんてしないでくれ、寂しいじゃないか。…A、夕ご飯はまだだよな？」
「うん」
最悪だ、この流れ。
本当に。最悪。
父「じゃぁ。出前を取ろう。さ、入って」
そういってお父さんは、半ば強引にショッピを家の中に入れた。
お父さんは、スーツのジャケットを脱いだ。
父「ソファーでゆっくりしてくれ、ショッピ君」
そういって、ショッピにお茶を父自らだす。
私には、そんな風に、接することは、ない。
要領が良くて、父のお気に入りのショッピ。
「…」
私は黙って二階に行った。
・
お父さんは今日遅くなると思ってたけど、
安易に部屋に入れた私が馬鹿だった。
ショッピとこの家にいると、息苦しくなる。
自分の出来の悪さを見せつけられているようで。
ショッピの笑顔は中学校の
しかし、腹を抱えて笑ったショッピは本当に久しぶりに見た。
高校に入ってから、正確には中学校の途中からだからが…
ショッピとはもう学校といった公の場では関わることがない。
遠目で見る、彼は、達観していてクール。
笑顔を見なくなった印象。そんな彼が笑ったのだ。しかも爆笑。
それを見たら、少しだけ、こいつに対する敵対心が薄れてしまった。
油断した。
待ってるのは私の傷を抉る行為なのに。
あんなに優しい父親を見るたびに、努力じゃどうにもならない器量を思い知らされる。
私は、なんな風に接するに値しないと。
父の口数が少ない分
毎回、たくさんの想像をしてしまう。
・
下に降りると、ショッピと父が楽しそうに話しているのを見る。
あんなに柔らかくわらう父も久しぶりに見た。
「…………」
最悪だ。
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まろん - 更新きちゃぁぁぁ！展開楽しみすぎます!щ(゜▽゜щ) (2022年11月6日 0時) (
レス) id: b18d6a1c45 (このIDを非表示/違反報告)
nnn - はぁっ！最高すぎます！更新待ってました号泣 (2022年11月3日 21時) (レス) @page46 id: 8156faff94 (このIDを非表示/違反報告)
れんれん - 神作きちゃぁぁぁーーー！更新楽しみにしてます！！！！ (2022年10月30日 21時) (レス) @page45 id: 63496a6874 (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - 歯磨き粉2号さん» 更新長らくお待たせして申し訳ありません…！作品に対しても、とても素敵なお言葉をありがとうございます！作者大感動と照れ照れしてしまいました。これからもよろしくお願いします！ (2022年10月17日 22時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - hasuさん» 更新大変お待たせしました…！3回も！勿体無いですし大変恐縮です！ありがとうございます。完結は絶対にさせますので、よろしくお願い申し上げます！ (2022年10月17日 22時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kotegawa | 作成日時：2022年2月14日 0時
