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「ただ…？」
私はショッピの顔を伺うように覗き込んだ。
ショッピは覗き込んだ私に少しだけびっくりして、顔を背けた。
.
もしかして、本当に顔が変わりすぎて、
ショッピに引かれたのかもしれない。
.
shp「ごめん、メイクしたところ初めてみたから……」
ショッピを顔を背けながら言った。
「あはは、びっくりしたよね」
shp「びっくりっていうか、Aの新しい面に普通に緊張すんねん」
.
「え？」
あのショッピが？
緊張？
いつも飄々として、見透かしたようなショッピが？
あのクールなショッピが？？
shp「メイクだけやなくて、髪型もいつもとちゃうやん……」
ショッピは気を取り直したようにこちらを向いた。
どことなく、
ショッピの顔が赤く感じられた。
私は自惚れないように気を引き締める。
そして、
ショッピは軽く私の前髪を触って揺らした。
shp「いつも前髪長めで瞳が隠れがちやろ？今日は見えてる」
そう言って笑った。
バクバク、
心臓が鳴った。
ドキドキなんて可愛いものだ。
今にでも血液がどこから飛び出してもおかしくない勢いで、心臓は私の血液を運ぶ。
shp「せやけど…」
ショッピの表情は少しだけ暗くなる。
「うん…」
少しだけ私が身構えた。
shp「これって、好きな人のためなんやろ？」
そういう時ショッピは、切なそうに眉毛を下げた。
細めた目は笑っていない。
口元も口角を上げているだけ。
笑ったフリ、そんな表情をしている。
.
自惚れてもいいのだろうか？
まるで『そいつではなく、俺を見てほしい』そんな言葉を感じさせる表情だった。
こんな表情反則だ。
自惚れてしまう。
.
まるで私とショッピ、
2人だけの世界にいるようだった。
ショッピは私を見て。
私も、もちろん、ショッピだけ見つめている。
ショッピ以外はただの透明に感じる。
ショッピだけがハッキリと見える。
.
.
でも、
現実はそんなに綺麗じゃない。
私のショッピしか見えない世界に。
パリパリとヒビが入って。
一つの輪郭がはっきり見えた。
.
透き通るような肌に、瞳。
揺れ動く艶やかな髪の毛。
.
姫「ショッピ！練習するよ！」
.
ショッピの肩を姫路さんが叩いた。
その瞬間、
姫路さんとショッピにフォーカスが当たる。
そして思い知らされる。
【私はショッピに不釣り合いだ】
その事実
付けつけられる、事実
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まろん - 更新きちゃぁぁぁ！展開楽しみすぎます!щ(゜▽゜щ) (2022年11月6日 0時) (
レス) id: b18d6a1c45 (このIDを非表示/違反報告)
nnn - はぁっ！最高すぎます！更新待ってました号泣 (2022年11月3日 21時) (レス) @page46 id: 8156faff94 (このIDを非表示/違反報告)
れんれん - 神作きちゃぁぁぁーーー！更新楽しみにしてます！！！！ (2022年10月30日 21時) (レス) @page45 id: 63496a6874 (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - 歯磨き粉2号さん» 更新長らくお待たせして申し訳ありません…！作品に対しても、とても素敵なお言葉をありがとうございます！作者大感動と照れ照れしてしまいました。これからもよろしくお願いします！ (2022年10月17日 22時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - hasuさん» 更新大変お待たせしました…！3回も！勿体無いですし大変恐縮です！ありがとうございます。完結は絶対にさせますので、よろしくお願い申し上げます！ (2022年10月17日 22時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kotegawa | 作成日時：2022年2月14日 0時
