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・
私はあからさまに嫌な顔をした。
今日はもうショッピと関わらないと思っていたから。
二人の視線を気にせず帰りの準備を進める。
shp「おい、チーノやっぱり…」
ci「湯葉さん、もう日い暮れているし駅まで送ろか？」
・
「大丈夫です。お気遣いありがとうございます…」
・
私はシャットダウンし、準備を完了させて図書館を後にした。
・
校門をまたぎ、急ぎ足で学校を出た。
すると、急に肩を叩かれた。
「あの、ここの学校の生徒ですか？」
薄暗くて、よく確認できないけど、男性の声だった。
「…はい。そうですけど…」
「駅までの道ってわかります？」
「ここの道を直進して、二個目の交差点を右に曲がったら着きますよ」
「…………あ、あの…………あ」
なんかこの人、様子がおかしい。
少し怖くなって後ろに下がる。
すると急に腕を掴まれる。
・
ci「おじさん。俺が駅まで案内しようか？」
私の腕を掴んだのはチーノ君だった。
そしてチーノ君は私を後ろに隠す。
そしてかなり低い声で、男性を威嚇する。
「ヒィ…！」
そういって男性は、足早に去っていった。
・
ci「ほら、送ろうかっていったやん」
「あ、ありがと」
ci「んじゃ、駅まで行きましょか」
「…………うん」
私はおとなしくショッピとチーノ君と駅まで帰ることになった。
・
「チーノ君ありがと、ちょっと怖かったから…」
ci「ええんやで。人として当然やろ」
ま！眩しい！
陽キャオーラに当てられて私は怖気付く。
顔もかっこよくて人当たりもいい。
チーノ君がモテる理由がわかった気がした。
しかも…！
私は盗み見るように、チーノ君を見る。
顔がタイプだ…。
その上、ここまで人格者なのずるい…！
・
駅まで送ってもらうと、チーノ君は
ci「俺、反対方向やから」
そういって帰っていった。
…！？
駅まで、帰り道じゃないのに送ってくれたの！？
優しすぎる！！！
私は大感動の嵐だった。
・
そして私は今まで目を背いてきたことに直面する。
shp「…………」
ショッピは気まづそうに私の方を見る。
ショッピと最寄駅が一緒だったんだ。
一応、チーノ君と一緒とはいえ、送ってくれたしな…
「ありがと、じゃぁ」
shp「……俺も同じ駅向かうんやけど。…また同じことあったらおじさんに顔向けできないし」
気づけ。
私は君とは一緒に帰りたくないんだよ。
「大丈夫」
そういって、ショッピと離れた車両に並んだ。
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まろん - 更新きちゃぁぁぁ！展開楽しみすぎます!щ(゜▽゜щ) (2022年11月6日 0時) (
レス) id: b18d6a1c45 (このIDを非表示/違反報告)
nnn - はぁっ！最高すぎます！更新待ってました号泣 (2022年11月3日 21時) (レス) @page46 id: 8156faff94 (このIDを非表示/違反報告)
れんれん - 神作きちゃぁぁぁーーー！更新楽しみにしてます！！！！ (2022年10月30日 21時) (レス) @page45 id: 63496a6874 (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - 歯磨き粉2号さん» 更新長らくお待たせして申し訳ありません…！作品に対しても、とても素敵なお言葉をありがとうございます！作者大感動と照れ照れしてしまいました。これからもよろしくお願いします！ (2022年10月17日 22時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - hasuさん» 更新大変お待たせしました…！3回も！勿体無いですし大変恐縮です！ありがとうございます。完結は絶対にさせますので、よろしくお願い申し上げます！ (2022年10月17日 22時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kotegawa | 作成日時：2022年2月14日 0時
