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shp「フラれる？誰に」
「好きな人に。どうせフラれるから」
ショッピは、眉をさげて。
悲しそうな顔をした。
まるで自分が失恋したような、
そんな表情。
「そんな顔しないで。届く恋じゃないってわかってたし」
私はショッピの肩を叩いた。
それでもショッピは自分が傷ついたような。
悲しい表情が変わることはなかった。
「私の話はこれでお終い。さ、勉強しよ！」
私はショッピの肩から手を離して、また机の方に体を向けた。
このまま話していると、ショッピへの気持ちが
ボロがでそうで怖くなった。
.
.
shp「…伊達にずっと一緒にいたわけやない」
静けさの中ショッピがつぶやいた。
shp「Aが傷ついてることくらい、小さい表情の変化とかで、わかんねん」
.
「傷ついてなんか…」
shp「最近、A、ずっと同じ表情してんねん」
「………」
shp「どこか感情を押し殺した、昔の俺みたいな表情」
.
.
ショッピはゆっくりと私に近づいた。
そして
手を私の背中にゆっくりと回して
そっと触れるように私を抱きしめた。
ショッピの香りがした。
ワックスの香り
柔軟剤の香り
ショッピの香り
私は少しびくつきながらも、
拒否ができなかった。
嫌じゃない。
ただ、その香りが心地いと思ってしまった。
.
shp「昔、俺が泣いてる時Aがこうしてくれた」
「……」
.
そう。
昔、ショッピがベッドで泣いてる時に。
ショッピを一生懸命慰めた。
笑っていてほしくて。
.
shp「『大丈夫、私がショッピを守るよ』そう、Aは言ってくれたよな？」
「う…ん………」
shp「俺もAを守らせて？」
.
.
涙を堪えるのに必死だった。
勘違いしそうになる。
ショッピのその私への優しさが、私への恋愛的な愛情だったらって切に願った。
.
shp「Aが俺に大丈夫って言ってくれた時、本当に大丈夫って思えるようになったんや。文字通りAは俺を守ってくれた」
「……何から守ったの？」
.
shp「俺の弱さ。…………Aといると、頑張ろうって思えんねん。全部に、意味が生まれんねん」
.
.
shp「大丈夫だよ、A。俺が守るから」
.
心底嫌いになれたらって思った。
ショッピを、
コンプレックスであるショッピを嫌いになれたらどれだけ楽だろうと。
でも思い知らされる
私は彼が好きだと。
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まろん - 更新きちゃぁぁぁ！展開楽しみすぎます!щ(゜▽゜щ) (2022年11月6日 0時) (
レス) id: b18d6a1c45 (このIDを非表示/違反報告)
nnn - はぁっ！最高すぎます！更新待ってました号泣 (2022年11月3日 21時) (レス) @page46 id: 8156faff94 (このIDを非表示/違反報告)
れんれん - 神作きちゃぁぁぁーーー！更新楽しみにしてます！！！！ (2022年10月30日 21時) (レス) @page45 id: 63496a6874 (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - 歯磨き粉2号さん» 更新長らくお待たせして申し訳ありません…！作品に対しても、とても素敵なお言葉をありがとうございます！作者大感動と照れ照れしてしまいました。これからもよろしくお願いします！ (2022年10月17日 22時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - hasuさん» 更新大変お待たせしました…！3回も！勿体無いですし大変恐縮です！ありがとうございます。完結は絶対にさせますので、よろしくお願い申し上げます！ (2022年10月17日 22時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kotegawa | 作成日時：2022年2月14日 0時
