31 shp side ページ33
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ショッピ side
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女子「どうする？」
shp「わかったよ」
その日から、俺はAに遠ざかった。
・
それ以来他人として過ごした。
家でも一切会話をしなくなった。
少しでも、Aに視線を向けると女子が見張っているようだった。
Aの周りにいる女子を全て信じれなくなった。
・
そして学校にいる人が、全員敵に思えてきた。
次第に笑顔が消えてきた。
・
高校で一人暮らしをしたのはそのためだ。
これ以上Aに迷惑をかけるわけにはいかなかった。
・
でも、未練があった。
だって、だって。
Aは俺の世界の中心だったから。
・
小さい頃。
「ショッピ！」
そう言って俺の手を引くAに憧れを抱いた。
・
母親が亡くなった。
「ショッピ！」
それでも、Aは俺を諦めないで呼んでくれた。
俺に目を向けてくれた。
・
父親が倒れたその日
雪の中、去り行く救急車を見つめる俺を
大丈夫と言わんばかりに握るAに淡い恋心を抱いた。
・
父親がなくなり、塞ぎ込んだ。
俺のために、毎日ドア越しに話しかけるA。
Aなら、そう思って勇気を出してゲーム機をとった。
・
Aといると。
こんな、寂しいと思えた人生も
もう少しだけ、Aとなら一緒にいきたいと思えた。
shp「A」
そう、呼び捨てにした。
少しでも、君の隣で対等に居たくて。
・
俺は、まだ父親の死で悲しんでいた。
夜、よく自分の部屋で泣いた。
でも、Aが俺のベッドに潜り込んだ。
そして、俺の母親と同じように
「私がいつだってショッピを守るよ」
そう言ってくれた。
そして俺を抱きしめてくれた。
すると、涙は止まらずたくさん出てきた。
Aといると安心してしまうんだ。
だから涙が止まることを知らない。
・
俺はこの人が………
Aが好きなんだ。
そう自覚した。
・
・
ずっと君を中心に俺の世界が回っている。
・
・
だから諦められなかった。
・
同じ高校に行ったのもそのためだ。
Aが俺を嫌がっているのを知ってても、
俺はAをずっと目で追っていたかった。
俺の知っている範囲にいてほしかった。
Aの全部を知りたくて。
・
だから。
・
近づいた今この距離を。
Aを、諦めたくない。
離れたくないんだ。
・
shp「A！！！」
今度は俺にAを守らせてくれないか。
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まろん - 更新きちゃぁぁぁ！展開楽しみすぎます!щ(゜▽゜щ) (2022年11月6日 0時) (
レス) id: b18d6a1c45 (このIDを非表示/違反報告)
nnn - はぁっ！最高すぎます！更新待ってました号泣 (2022年11月3日 21時) (レス) @page46 id: 8156faff94 (このIDを非表示/違反報告)
れんれん - 神作きちゃぁぁぁーーー！更新楽しみにしてます！！！！ (2022年10月30日 21時) (レス) @page45 id: 63496a6874 (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - 歯磨き粉2号さん» 更新長らくお待たせして申し訳ありません…！作品に対しても、とても素敵なお言葉をありがとうございます！作者大感動と照れ照れしてしまいました。これからもよろしくお願いします！ (2022年10月17日 22時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
Kote(プロフ) - hasuさん» 更新大変お待たせしました…！3回も！勿体無いですし大変恐縮です！ありがとうございます。完結は絶対にさせますので、よろしくお願い申し上げます！ (2022年10月17日 22時) (レス) id: 00da8aa88a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kotegawa | 作成日時：2022年2月14日 0時
