44話 ページ45
"いいよ。"
忠義から返信が来たのは午後3時頃だった
忠義はいつもこの時間コーヒーを飲むって言ってたからだろう
"はよ帰れるようにするわ。先家入っといて"
そのあとこんなメッセージが来たのは1時間後で
今から準備して行こう
合鍵を使って忠義の家に行くのはもうこれで最後
罪悪感がまとわりつく
ここまできてまだ別れたくない、1人になりたくないなんて思いがよぎる
ほんと最低だ
30も半ばの女だから許して欲しい
忠義の家に早く来たとは言え、何もすることがないしこれも最後だと思い夜ご飯を作ることにした
メニューは忠義が好きだと言ったカレーライス
冷蔵庫の中身が豊富で助かる
料理は得意ではない上に慎重派だからかなり遅くなって
出来上がってお皿に盛り付けたところに忠義が帰ってきた
「あれ、いい匂いする」
「おかえり、忠義。お疲れ様」
「おん。A今日会社来てなかったから暇やった笑」
「ごめんね、なんかしんどくなっちゃった」
「ううん、」
「カレー作ったから、食べて。多分美味しい」
「俺が好きって言ったん覚えててくれたん？」
「うん」
「………うれしい。ありがとう。」
なんかすごい気まずくて
少しぎこちない
「昨日はほんとごめんね」
「ううん、Aが無事に帰れたならよかった」
「ちょっと1人で帰りたくなって」
「そういう時もあるよな」
早く言わなくちゃ
辛い思いするのは早い方がいい
忠義を傷付けることになるのは
早い方がいい
「あのね、忠義」
「ん？あぁ、話ってなんなん？」
にっこりと笑って私を待ってくれる
そのあと苦い顔を見せた私を心配そうに見つめてくれた
「…………あんま、いい話じゃないな」
「あの、ね」
「………うん」
「わたしたち、別れよう」
「…………………………え」
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えりか - すごく面白いです。展開が気になります！ (2019年11月19日 2時) (
レス) id: 1fee9c5667 (このIDを非表示/違反報告)
∞鮭Eighter∞(プロフ) - はじめまして！コメント失礼します♪ 最近これを読みはじめて、どっぷりハマっちゃいました笑 これからのストーリーもめっちゃ気になります！完結するまでずっと付いていくんで！！笑笑 (((…あ、でも、完結もちょっと寂しいかな…笑 (2019年11月16日 18時) (レス) id: bebe1eefda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシュマロ | 作成日時：2019年10月31日 17時
