38話 ページ39
二人で来たのは会社から近い居酒屋で
居酒屋は好きだからほっこりする
『かーんぱーい！』
丸ちゃんはいつもに増して元気なようで嬉しそうだった
「誕生日おめでとう、丸ちゃん。もう36歳だね笑」
『笑い事ちゃう！笑同い年のくせにぃ』
「ふふっ」
「ごめん、さすがに一日じゃプレゼント用意できなくて、」
『何言うてんの笑僕はAと二人で飲みに行くことをプレゼントにして欲しいって言うてんで？』
「そうだけど…」
『はいはい、もう気にせんの！ほら、飲も？』
「そうだね。飲もっか！」
『うんうん！』
そこからは二人ですごく盛り上がった
昔話に花を咲かせるのは何年経っても楽しいものだと改めて思う
私と丸ちゃんの家族で一緒にキャンプに行った話とか
バーベキューした話とか
懐かしくて時間なんて忘れていた
なにより、心からこんなに笑えたのなんてすごく久しぶりな気がして幸せだった
『…はー、お腹いっぱい。』
「そうだね、笑って食べて飲んだね笑」
『あのさ、あの時の約束覚えてる…？』
「…っ！」
−僕は君の運命の人だよ。君も僕の運命の人。だからさ━━━━━−
「お、覚えて…ないかな。なんの話？」
『そっ…か。そーやんな笑ううん、なんでもない忘れて』
忘れるわけない、私はその約束を覚えてここまで囚われていたのだから
でも、なんでそんなこと言い出すの？
今更思い出したように
私はやっと諦められたのに
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えりか - すごく面白いです。展開が気になります！ (2019年11月19日 2時) (
レス) id: 1fee9c5667 (このIDを非表示/違反報告)
∞鮭Eighter∞(プロフ) - はじめまして！コメント失礼します♪ 最近これを読みはじめて、どっぷりハマっちゃいました笑 これからのストーリーもめっちゃ気になります！完結するまでずっと付いていくんで！！笑笑 (((…あ、でも、完結もちょっと寂しいかな…笑 (2019年11月16日 18時) (レス) id: bebe1eefda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシュマロ | 作成日時：2019年10月31日 17時
