検索窓
今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:221,236 hit

10 ページ10

「…きろ…って…おい…」


A「んん…」


涼介「…起きろ、バカ。」


A「なっ…」























A「バカって言わないでよっ…わっ?!」


涼介「いつまで寝てんだよ。早く服着ろ。」


A「え?…わあっ!」


バサッと被せられた涼介のブレザー。























そうだ、結局回避できなかったんだった…


ってことは、私、授業サボったってこと?!


A「最悪〜…」


涼介「何がだよ。」


A「もう…着替えるからどっか行ってて。」























涼介「別に見ねぇわ。」


それは散々見たからでしょ?!

やだ!もう!!


A「えっと、スカート…どこ…」























涼介「そう言えば。」


スカートの腰のフックを止めてると涼介が律儀に後ろを向いたまま何か言う。


涼介「あの紙切れに何が書いてあんの。」


A「え?!読んだ?」


涼介「読んでねぇから聞いてんだろ。」


あ、そか。























A「別に大したことじゃないよ。」


涼介「大したことじゃねぇなら教えろよ。」


ブラウスのシワをできるだけ伸ばす。


A「いや、だって、きっとバカって言われるし…」


袖を通してボタンに手をかける。























涼介「そんなんいつものことだろ。」


A「いや、そーなんだけど…」


涼介「じゃーもーいーわ。勝手に見る。」


A「ええ?!」


涼介の方を見ると手に持ってるメモ。























いつの間に?!


A「ダメだってばー!!」


涼介の手を掴んで握る。


クシャクシャって音がしたけどこの際どーでもいい!


A「お願いだから…見ないで?」























見られたら恥ずかしくて死んじゃう!!


涼介「わかったから離せよ。」


A「あ、ごめん。」


涼介「てか、前しめろ。」


指さされて視線を落とすとブラウスがひとつもボタンが留まってない。























A「わあっ…!?」


涼介「ほんと無防備すぎて見てらんねぇー…」


とりあえずメモは見られなくてよかった。





11→←9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (212 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
383人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しゃろむ。(プロフ) - タイトル表記についてですが、×を使うとBL作品だと勘違いしてしまうので変更していただけると有り難いです…BLだと思って楽しみにタイトルをタップしたらノーマルだった時あまり気分の良いものではないので、よろしくお願いいたします (2019年9月30日 21時) (レス) id: 3203af1df4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 山田くんにキュンキュンしっぱなしでした! (2016年1月4日 13時) (レス) id: cf9da137e2 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - このシリーズ大好きです!!続々編もみたいです!涼介サイドとかでお願いします。この作品で元気もらってます! (2016年1月3日 22時) (レス) id: 2dbcbac383 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃづけ - すごく面白かったです!きゅんとしました! ちなみに私もジャニヲタ (2015年12月30日 11時) (レス) id: c0b5c41e9f (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - マッキーさん» ありがとうございます!! ジャニヲタですね。笑 (2015年9月9日 9時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あすみ | 作成日時:2015年7月25日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。