poison-Ryosuke×Kei×Daiki-

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多分この時は喧嘩する前の…2週間くらい前のこと

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自分のハチマキはもう完璧で、予備も私が作らなきゃいけないから、涼介のは最後に作ることにして。


あといくつ作らなきゃいけないのかなーなんてメモしてたら前から声がする。


慧「Aー。Aってばー。」


A「え？呼んだ？」

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慧「もう100回呼んでも気づいてくれないんだもーん。」


A「え。…あ、ああ。ごめん。」


100回って…スルーしていいところだったかな。


慧「何をそんな熱心に書いてるの？」

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A「えっ？」


慧「なになにー？」


パッと取られたメモ用紙。


別に見られてもどうってことないし…


A「って、ダメ！」

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涼介用のハチマキってわざわざ書いてあるんだから！！


見られたら恥ずかしくて生きていけない！


慧「え？ますます気になる〜！」


A「ちょっと！返してっ！！」

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背の高い慧に届くわけなくて、メモの内容を見るよりも、必死に取り返そうとしてる私を見てケラケラ笑う。


見られる前にどーにかして取り返さなきゃ…


慧「A頑張れ〜。」


A「バカにしないで返してよ！」

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ジャンプしてあとちょっとで掴めそうだったメモが何者かの手によって奪われる。


A「あっ？！」


涼介「何やってんだよ。」


そこにはすこぶる不機嫌な涼介。

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慧「何って…楽しくじゃれあってただけだよ？」


ね？A。って。


やめて！！涼介の機嫌をわざわざ損ねるようなこと言うな！


A「いや、違うし！」

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涼介「楽しくじゃれあって？…へーぇ。」


…死神みたいな目をしてらっしゃる…


涼介「随分と仲がいいんだなぁ？」


A「涼介！違うから…！」


慧「うん。仲良いよ。ね、A。」

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やめてってばこのテキトー男！！


キッと睨むと慧はヘラヘラと笑って。


A「ちょっと、慧っ…」


涼介「じゃーA。…俺とも仲良くしろよ？」

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