poison-Ryosuke×Kei×Daiki-

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A「んーっ…！」


目が覚めて伸びをすると、体育祭は終わっていて。


グラウンドは生徒や先生たちが器具を片付けている。

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A「ん、あれ…」


先生がカーテンを開けて、温度計を渡す。


「顔色良くなったね。運ばれてきたときは死んだような顔してたのに。」


A「死んだような顔って…」

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ピピッと鳴る体温計を見せると、平熱だと言われ、後夜祭に参加してもいいと言われた。


教室に戻ると優勝旗を持っていて。


侑李「あ！A、大丈夫だった？」


裕翔「山ちゃん、大活躍だったよ！」


って2人が駆け寄ってきてくれた。

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でも涼介はそこにはいなくて。


あのキスは…夢？


…だとしたら…私どんな夢見て…！


恥ずかしくなってると後夜祭の準備に取り掛かる生徒たち。

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A「ねぇ、涼介って…いつ来たの？」


侑李「午後だよね？」


裕翔「補欠が並んでたんだけど、山ちゃんがギリギリでやってきて、バトン奪って走ってった。」


A「…そうなんだ。」

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私、ポケットにハチマキ入れといたはずなんだけど…


蘭「Aー！こっち来てー！」


A「あっ、うん！」


後夜祭のためのリボンが用意されていてそれを受け取る。

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女子はクラスカラーの赤色のリボンを頭につけるらしい。


A「曲がってない？」


蘭「A似合ってる！笑」


A「笑ってるけどほんとに？笑」

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辺りも暗くなって、制服に着替え直す。


体育祭の器具も全てなくなったグラウンド。


大体この辺かなって蘭と集まると、わらわらとクラスメートがやってくる。

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「ねー。涼介いないの？」


「ほんとじゃん。ペア組んでもらおうと思ったのに。」


「はぁ？！無理に決まってんじゃん！笑」


なんて、女子たちが話す。


涼介はきっと…視聴覚室でいた子とか…その子とペア組むのかな…なんて考えても仕方ないのに…

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「A、俺とペア組んでよ。」

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