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蘭とお昼を食べて、ただひらすらボーッとしてて。


蘭「A、次リレーだよ。」


A「…あ、そっかぁ。」


なんでかな…ふらふらする…























並べって先生に言われて入場して、回ってきたバトンをもらって、次に繋げて…


そこから、薄らとしか記憶がないの。


先生には多分、寝不足で微熱って言われて…そう言えば全然寝れなかったな…なんて。























倒れた私を担架で運んで、保健室のベッドの上。


パンッ!とピストルの音が聞こえる。


最後の種目…男子対抗リレーの出番だと思う。


涼介がアンカーなのに、出なかったらうちのクラスはどうなるんだろう。























「だから、ハチマキないから出せれないって。」


「なんでだよ。予備のがあんだろ。」


「だったら予備探して来なさい。」


廊下からそんな声がする。























ガラッと開いたドアの音。


「…あのバカ。結局ハチマキくれなかったじゃねぇか。」


ねぇ?バカって…私のこと?


明らかに涼介の声が聞こえてくる。























「はぁ?どこにあんだよっ。」


ガタガタと少々乱暴に保健室の引き出しを開ける音。


薄いカーテンから少し覗くとやっぱり涼介がイライラしながら探してる。


ベッドから降りて、ポケットにしまいっぱなしの布を握った。























それをふわっと涼介の頭に巻く。


私の思考回路がふわふわしてたから、きっとこんなことできたの。


涼介「…A。」


私を見る涼介がなんで?って顔して。


A「…最初から…涼介にあげるつもりだったんだ…」























A「涼介はきっと、ジンクスなんて馬鹿馬鹿しいって言うかもしれないけど…

そんなのは嘘だって思うかもしれないけど…」


サラサラの茶髪に通して、キュッと結ぶ。


赤い、鮮やかなハチマキを巻いた涼介の手が頬を滑る。























涼介「熱いんだけど…」


きっと緊張してるからだよ。

少し、熱上がっちゃったかも…


A「…頑張って。」


走ってる姿、見たかったな…なんて。


私、もう嫌われてるっていうのに…























それなのに、涼介はふわって甘いキスを額に落とすの…?





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しゃろむ。(プロフ) - タイトル表記についてですが、×を使うとBL作品だと勘違いしてしまうので変更していただけると有り難いです…BLだと思って楽しみにタイトルをタップしたらノーマルだった時あまり気分の良いものではないので、よろしくお願いいたします (2019年9月30日 21時) (レス) id: 3203af1df4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 山田くんにキュンキュンしっぱなしでした! (2016年1月4日 13時) (レス) id: cf9da137e2 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - このシリーズ大好きです!!続々編もみたいです!涼介サイドとかでお願いします。この作品で元気もらってます! (2016年1月3日 22時) (レス) id: 2dbcbac383 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃづけ - すごく面白かったです!きゅんとしました! ちなみに私もジャニヲタ (2015年12月30日 11時) (レス) id: c0b5c41e9f (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - マッキーさん» ありがとうございます!! ジャニヲタですね。笑 (2015年9月9日 9時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あすみ | 作成日時:2015年7月25日 9時

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