25 ページ25
体育祭当日になっていた。
涼介は昨日は来てなくて、今日は…まだ知らない。
快晴すぎるキラキラと眩しい太陽。
私の心の中はどんよりと曇っているっていうのに…
・
・
・
大貴「Aちゃーん。」
赤組テントの外から大貴先輩が手を振っている。
A「あ、どうかしましたか?」
大貴「いや、山田、来てるかなー?って思って。」
・
・
・
A「まだ見てないです…」
大貴「そっかぁ…喧嘩した?」
A「えっと…喧嘩と言うか…」
大貴「うん?」
・
・
・
A「私、もう…嫌われちゃったみたいです…」
大貴「…え?」
先輩も少し驚いた表情で。
A「私が、悪いんですけどね…」
・
・
・
大貴「いやー。俺は山田が悪いと思うんだけどねー?
アイツは全然子供だからな。」
そう言うと出番だからって走って行って。
涼介たちが作った門をくぐって行く。
・
・
・
椅子に座って応援するけど、涼介はやっぱり来ないのかなって考えちゃう。
A「はぁ…」
慧「アイツは来ないよ。」
A「っ慧…」
慧「山田は来ないよ。」
・
・
・
昨夜作り直したハチマキを手に握る。
A「やっぱり…来てくれないのかな…」
慧「もう、あんなやつ諦めなよ。所詮、その程度の男なんだよ。」
A「慧…」
慧「どうせ今もきっとこの前の女と…」
・
・
・
耳を塞ぎたくなるような言葉に堪えてると、後ろからふわっと頭に手が乗る。
A「え…裕翔くん…知念くん…」
裕翔「俺らの親友の悪口は許せないなぁ。」
侑李「それにその彼女を泣かせるようなこと言うなんて。」
・
・
・
裕翔「お前に山ちゃんの何がわかんの。」
侑李「Aが傷つくこと言わないでくれない?」
2人の気迫に慧がいつものようにヘラって笑って。
慧「なんかごめんね?…あ、俺次出番だー。」
・
・
・
さっとすり抜けて、10人11脚の準備に取り掛かる慧。
その姿を見たまま2人が。
裕翔「どうりで山ちゃんが嫌いなわけだ。」
侑李「なんかそこまで怒れないところがまたムカつく。」
・
・
・
A「2人ともありがとう。…でも。」
慧の言ってることのが…正しい気がしてくる…
・
・
・
383人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しゃろむ。(プロフ) - タイトル表記についてですが、×を使うとBL作品だと勘違いしてしまうので変更していただけると有り難いです…BLだと思って楽しみにタイトルをタップしたらノーマルだった時あまり気分の良いものではないので、よろしくお願いいたします (2019年9月30日 21時) (レス) id: 3203af1df4 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - 山田くんにキュンキュンしっぱなしでした! (2016年1月4日 13時) (レス) id: cf9da137e2 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - このシリーズ大好きです!!続々編もみたいです!涼介サイドとかでお願いします。この作品で元気もらってます! (2016年1月3日 22時) (レス) id: 2dbcbac383 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃづけ - すごく面白かったです!きゅんとしました! ちなみに私もジャニヲタ (2015年12月30日 11時) (レス) id: c0b5c41e9f (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - マッキーさん» ありがとうございます!! ジャニヲタですね。笑 (2015年9月9日 9時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あすみ | 作成日時:2015年7月25日 9時