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実際、涼介のことは避けてた。


…だって、次会ったら何を言われるんだろうって。

すっごい怖くて…


そんな風に一度思ってしまったら、もう話したくても話せなかった。























A「涼介、練習は?」


涼介「お前俺の言うこと聞いてたか。」


A「…聞いてるよ。…避けてる…ように見えたならごめん…なんか最近、忙しくて…」


嘘ってばれちゃうかな…でも、どうしても…本音を言いたくはなかった。























A「今は…慧が怪我したから…」


涼介「そんなのどーでもいいんだけど。」


冷たく鋭い視線が突き刺さる。


涼介「アイツがお前のこと好きだとか。

ハチマキだとか。…お前はアイツが好きなわけ?」























A「好きじゃないよ!…慧のこと…そんな目で見たことないもん。」


好きって言われても…私はちゃんと断ったし。


涼介「だったらちゃんと否定しろよ…

後夜祭だかなんだか知らねぇけどさ。ハッキリしねぇとイライラすんだけど。」
























私がここでね、素直に謝っておけばよかったの。


それで後から、涼介に誤解を解いて貰えば…まだよかったの。


誤解かどうかは…わからないけど…


それで上手くいったはずだったんだ。























涼介「ああ…ハチマキ?アイツの作るのは勝手だけどさ、俺の分残しとけよ。」


A「違っ…あれは…!」


本当は、涼介の分なのに。


涼介「言い訳なら要らねぇから。」























涼介「気が合うみたいだし仲良くやってれば。」


なんで…そんなこと言うの…


涙が溜まる目尻を見て涼介は酷いこと言う。


涼介「泣く女ってめんどくせ…。」























そんなこと言われたら…嫌でも流れちゃうじゃん…


必死に耐えてたのに…


A「涼介だって…他の子が好きなんでしょ…」


言うつもりはなかった。























不思議そうな顔して、視線が絡む。


A「私じゃない人が…いいんでしょ…」


涼介「は?」


A「…なんで私ばっかり…怒られなきゃいけないの…?」























A「涼介は…私のハチマキなんか、受け取ってくれないくせに…」





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しゃろむ。(プロフ) - タイトル表記についてですが、×を使うとBL作品だと勘違いしてしまうので変更していただけると有り難いです…BLだと思って楽しみにタイトルをタップしたらノーマルだった時あまり気分の良いものではないので、よろしくお願いいたします (2019年9月30日 21時) (レス) id: 3203af1df4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 山田くんにキュンキュンしっぱなしでした! (2016年1月4日 13時) (レス) id: cf9da137e2 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - このシリーズ大好きです!!続々編もみたいです!涼介サイドとかでお願いします。この作品で元気もらってます! (2016年1月3日 22時) (レス) id: 2dbcbac383 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃづけ - すごく面白かったです!きゅんとしました! ちなみに私もジャニヲタ (2015年12月30日 11時) (レス) id: c0b5c41e9f (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - マッキーさん» ありがとうございます!! ジャニヲタですね。笑 (2015年9月9日 9時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あすみ | 作成日時:2015年7月25日 9時

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