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涼介「おい、お前持ってきたか。」
次の日、勿論涼介はそう言って私に言い寄る。
A「あっ…と…」
シドロモドロな私をギンッと睨んで。
涼介「んだよ、忘れたのかよ。」
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A「ごめん！ほんっとごめんなさい、忘れちゃった…。」
あっそって涼介がとくに興味なさ気に呟いて教室を出て行く。
違う。違うんだ。ハチマキが家になかったんだ。
どこいったんだろう…
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あの日、涼介のを作って…
涼介が隣にいてビックリして…
思わず隠して…
A「あ！部室！！」
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急いで部室に行くけど、今日は重々しい扉が開かない。
鍵を持ってるのは…涼介か大貴先輩だ。
涼介に鍵かしてって言うとなんでって言われちゃうし…
大貴先輩に貸してって言うしか…
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めでたく進級した先輩は3年生の階にいるはず…
何組だったっけ？
えっと…廊下を眺めてると先輩らしき人がいる。
A「あっ、大貴先輩！！」
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私の声が届いたのか、先輩が私を見つけ出してくれた。
大貴「Aちゃん、こんなとこでどーしたの？」
A「あのっ、部室の鍵が欲しくて…」
大貴「ああ…なんで？」
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そりゃ、用件言わなきゃダメか…
A「えっと、その…涼介のハチマキが、多分部室の中で…」
大貴「ああ。そっか。山田に早くよこせとでも言われた？」
A「まぁ、そんな感じです…」
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大貴「でもねぇ…その鍵、今ないんだよね。」
腕を組んで考え込む動作をする先輩。
A「え？！なんでですか？！」
大貴「なんか紛失してて…いつも校長室のとこにかかってんのにないんだよね…」
A「スペアキーはないんですか？」
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大貴「スペアは山田が持ってるかな。」
山田……涼介が持ってるのか…
大貴「でも、なんか…」
A「わかりました。…探してみます！」
大貴「あっ、ちょっとAちゃん！」
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大貴「鍵のことは内密にね！」
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しゃろむ。(プロフ) - タイトル表記についてですが、×を使うとBL作品だと勘違いしてしまうので変更していただけると有り難いです…BLだと思って楽しみにタイトルをタップしたらノーマルだった時あまり気分の良いものではないので、よろしくお願いいたします (2019年9月30日 21時) (
レス) id: 3203af1df4 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - 山田くんにキュンキュンしっぱなしでした！ (2016年1月4日 13時) (レス) id: cf9da137e2 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - このシリーズ大好きです！！続々編もみたいです！涼介サイドとかでお願いします。この作品で元気もらってます！ (2016年1月3日 22時) (レス) id: 2dbcbac383 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃづけ - すごく面白かったです！きゅんとしました！ ちなみに私もジャニヲタ (2015年12月30日 11時) (レス) id: c0b5c41e9f (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - マッキーさん» ありがとうございます！！ ジャニヲタですね。笑 (2015年9月9日 9時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすみ
| 作成日時：2015年7月25日 9時
