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ピー!っと校庭から笛の音。

それに驚いて涼介から離れる。


A「あっ…涼介、練習…!」


涼介があんなことするからすっかり忘れてたよ!























もう校庭に私たち以外が集まっている。


涼介「え。今から行く気?」


A「そーだよ。行かなきゃ…」


涼介「お前、その顔で?」


A「え?」























涼介「んな頬赤いまま行くの?」


A「そんな赤い?」


パタパタと手で扇ぐ。


涼介「お前、えっろい顔してたしな。」























そう言われる方が顔赤くなるし!


A「ばっ、バカじゃないの!」


涼介「いや、本当のことだし。」


A「も、いーから!早く行くよ!」























涼介の腕を引いて急いで校庭に出る。


遅いぞって怒られるのかと思いきや、涼介を連れてきたことをなんか褒められた。


から、そんな怒られなくて、安心する。























蘭「はい、Aバトン。」


蘭からクラス対抗リレー用のバトンを渡される。


A「ありがと。」


別に走るつもりはなかったんだけど、人数合わせで仕方なく走る羽目になった。























「山田は男子対抗のアンカーな。」


涼介「え、俺アンカーなの?」


「足速いんだからいーだろ。」


またえーって顔した涼介がバトンを回しながらやってくる。























涼介「お前さぁ。」


A「何?」


お前って…たまにはAって呼んでくれてもいいじゃん。


極たまーに名前で呼ぶときがあるけど、いっつもお前お前ってさ…


涼介「俺の分のハチマキの生地よこせよ。」























A「へ?!…あ、あー!」


まさかそんなこと言われるなんて思っていなくて。


涼介「俺だけハチマキ無しで出させる気か。」


A「ごめんって。明日持ってくるから!」























絶対持ってこいよって釘を刺される。


やばいな…計画狂ったぞ…。


当日に渡すつもりだったのに。


でもまぁ、明日渡しても支障はないかな。























私の涼介を思っての行動だったのに、

誰もあーなるなんて思わないでしょ。





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しゃろむ。(プロフ) - タイトル表記についてですが、×を使うとBL作品だと勘違いしてしまうので変更していただけると有り難いです…BLだと思って楽しみにタイトルをタップしたらノーマルだった時あまり気分の良いものではないので、よろしくお願いいたします (2019年9月30日 21時) (レス) id: 3203af1df4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 山田くんにキュンキュンしっぱなしでした! (2016年1月4日 13時) (レス) id: cf9da137e2 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - このシリーズ大好きです!!続々編もみたいです!涼介サイドとかでお願いします。この作品で元気もらってます! (2016年1月3日 22時) (レス) id: 2dbcbac383 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃづけ - すごく面白かったです!きゅんとしました! ちなみに私もジャニヲタ (2015年12月30日 11時) (レス) id: c0b5c41e9f (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - マッキーさん» ありがとうございます!! ジャニヲタですね。笑 (2015年9月9日 9時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あすみ | 作成日時:2015年7月25日 9時

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