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喧嘩する1週間前

今思えば…この時くらいから…多分狂い始めたんだと思う。























「着替えて校庭集合!」


その声がかかって、わらわらと教室を出て行く。


涼介は…いない。


蘭「A!行くよー!」


A「あ、今行く!」























更衣室に移動して、一応日焼け止めクリームを塗りたくる。


「あーもー絶対焼けるし!」


「汗かくの嫌なんだけどー。」


そう言って女子たちが髪を束ねる。























A「真っ黒になっちゃったらヤダな…」


蘭「A、タオル要らないの?」


そう言われて、教室に置きっぱなしだと気付いた。


A「ちょっと取ってくる!」























階段をダッシュで駆け上がり、急いで教室に戻る。


と、そこには窓から校庭を眺める涼介の後ろ姿。


どうやら私が来たことには気付いてないらしい。


A「涼介っ!」























後ろからぽんっと肩を叩くと一瞬、驚いた顔で私を見た。


涼介「なんだ。Aかよ。」


A「ねぇ!練習行こうよ!」


涼介「嫌だわ。」


A「約束したじゃん!」























まだ気が向いてないとか言う涼介。


A「ねーぇ!どうせここに居ても暇するでしょ?」


まだ着替えてない涼介のワイシャツを引っ張る。


涼介「暇じゃねぇし。大忙しだし。」


A「どっこが!」























ねぇ!としつこく呼びかけたからか、わかったわかったって渋々体操服を取り出す涼介。


私も肝心なタオルを持って校庭に戻ろうとすると後ろから襟が掴まれた。


A「なっ…首締まるんですけど!」


涼介「俺がわざわざ練習に参加してやるんだからさぁ…」























低い声が耳に届く。


これはきっと…顔を見なくても、涼介は今悪巧みを考えてる俺様に違いない。


A「…何?」


涼介「お前なんかしろよ?」























なんかって…何よ。


A「今?」


涼介「今がいいなら今でいいけど。」


椅子に座る涼介が立ってる私を見上げて。

普通私が見下ろす方なのに、立場がまるで逆。























涼介の挑発的な目に手を被せて、触れるだけのキスを落とす。





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しゃろむ。(プロフ) - タイトル表記についてですが、×を使うとBL作品だと勘違いしてしまうので変更していただけると有り難いです…BLだと思って楽しみにタイトルをタップしたらノーマルだった時あまり気分の良いものではないので、よろしくお願いいたします (2019年9月30日 21時) (レス) id: 3203af1df4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 山田くんにキュンキュンしっぱなしでした! (2016年1月4日 13時) (レス) id: cf9da137e2 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - このシリーズ大好きです!!続々編もみたいです!涼介サイドとかでお願いします。この作品で元気もらってます! (2016年1月3日 22時) (レス) id: 2dbcbac383 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃづけ - すごく面白かったです!きゅんとしました! ちなみに私もジャニヲタ (2015年12月30日 11時) (レス) id: c0b5c41e9f (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - マッキーさん» ありがとうございます!! ジャニヲタですね。笑 (2015年9月9日 9時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あすみ | 作成日時:2015年7月25日 9時

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