poison-Ryosuke×Kei×Daiki-

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まだあれから1ヶ月前のこと

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A「涼介って…いっつも寝てたりサボるくせに…なんで学年4位なの…」


2学期中間テストの個票を返されて、隣で成績なんて興味ないような涼介に問いかけた。


涼介「あー？俺を誰だと思ってんの？」


…相変わらずな俺様で。

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2年生に上がった私たちは涼介とはまた同じクラスで、しかも隣の席。


仕組まれてんだかそうじゃないんだかよくわからないけど…


2年生では裕翔くんも知念くんも一緒になった。


そしてあと一人…

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「ねぇ、何位だった？」


前の席の…新しい友達？と言っていいのかわからないけど2年生からの付き合い。


A「慧に教えたくないんですけど。」


慧「え、なんで。」


A「悪用されそうなんだもん…」

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俺、どんなイメージ！って笑う伊野尾慧。


こいつも授業中は爆睡だし、不思議でしかない。


A「あ、でも涼介は毎回3位なのに今回は4位なんだね。」


涼介「は？それでもすごいだろーが。」


A「別に褒めてないわけじゃないんだから…」

そんな怒んなくたって…

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慧「A、俺3位だよ。」


A「え？！」


涼介「ちっ…」


横からは怖い気配しかしない舌打ちが聞こえる。

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慧「すごくない？」


A「すごい！！」


慧「まーねー。」


A「え、ほんとすごい！！なんで？！」


慧「実はねー…」

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そう言って手招きする。


なんだ？そんな秘密にしなきゃいけないことなのかな？


耳元に口を寄せる慧。


そりゃ、私だって気にならないわけがなくて、興味深々で近づくと腕が引かれる。

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A「え…なに、涼介…」


涼介「…行くぞ。」


A「え、行くって…」


涼介「うるせぇ。」

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なんでそんな不機嫌なの…


怒らせるとめんどくさいのが涼介だし。



急いで鞄を持ってガヤガヤした教室から出た。

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