重力使いのストッパー�� ページ22
いつだっただろうか・・・14歳で幹部補佐官になったA嬢に不満を抱き、任務中に彼女を殺そうとして返り討ちにあった構成員がいた。
そいつは騒ぎを聞いた中原幹部に連れていかれ、その後マフィアで姿を見せなくなった。
資料上では任務中にて重症。今後任務は不可能という記載がされていたが・・・
要するに、ソレが彼女に危害を加えた人間に対する中原幹部の対応。
・・・ベキッ
車が止まるたびに鳴る音が止まない
ってかガチで怖えよっ！！
広津の爺さんも任務以上に命がかかってるんで道交法なんざ無視して道路を飛ばす。
1分は無理だが5分以内には間に合った。
スゲェよ俺たち。
「・・・ここか」
殺気は消えることを知らないのか、未だに全身から滲み出ている。
「突撃だ」
入口のドアを爺さんがぶち破り、一気に攻め込む。
銃火器を持っていたが少人数。
対してこっちはマフィアの武闘派組織数十名に構成員二名にブチギレだ幹部一名。
結果は言うまでもない。
あっけなく終わった。
中原幹部はすぐさま奥にある扉を開けてA嬢を探す。
それにしても・・・殺傷能力の高い異能をもつA嬢が捕まるだなんて。
相手は一体・・・
「・・・見つけた」
中原幹部が見つけたのはひとつの大きな部屋。
中には男がひとりと、A嬢がいた。
A嬢は両手両足を縛られ、椅子に身体ごと括り付けられていた。
捕まった時に抵抗したのか、A嬢の服は汚れ、破れた服からは肩や足が見えている。
「異能力ーーー『汚れつちまつた悲しみに』」
低く怒りに満ちた声が、工場内に響いた。
ーーーバキッ
ーーーゴキッ
ーーーグシャッ
生々しい音とともに。
勝敗は明白。中原幹部の圧勝であった。
相手の懐をガサゴソと探り、何かを手にしてから中原幹部はA嬢にくくりつけられているロープを丁寧に外していく
「ケガねぇか」
『食器っ！』
珍しく取り乱した様子のA嬢が手を伸ばす
「ほらよ。これだろ」
中原幹部が渡したのは・・・A嬢の食器ケース。
いつも装飾銀ナイフとフォークをいれているものだ。
普段から持ち歩いているもの。
戦闘能力の高い彼女が囚われたのはおそらくアレを奪われたのが今回の原因だろう。
別にアレがなくても戦っている時はあるけれど。
多分あの食器は彼女にとっての大切なものなんだろうな。
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出雲(プロフ) - ありがとうございます！直ぐに訂正しますね！今後も頑張ります！！ (2017年2月5日 21時) (
レス) id: ac01b1ef17 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴(プロフ) - 25ページのナオミンのセリフの(名前)が名前になってましたよd(^-^)確認お願いします。中也さんストッパー係柊…w頑張れ作者様と柊ちゃん！ (2017年2月5日 20時) (レス) id: 72f0cf2fb8 (このIDを非表示/違反報告)
出雲(プロフ) - コメントありがとうございます！あくまで紅葉の姐さんが思い立ったことです。夢主については今後の展開を楽しみにしていただけると嬉しいです！ (2017年1月14日 23時) (レス) id: ac01b1ef17 (このIDを非表示/違反報告)
澪標(プロフ) - えっ、嫁ぐの？それすっごく歓迎しますけど。 (2017年1月14日 21時) (レス) id: 4f3e33676a (このIDを非表示/違反報告)
出雲(プロフ) - コメントありがとうございますー！勿体無いお言葉に涙がでそうです(＞＜) 今後も銀食器娘をよろしくお願いします！！ (2017年1月14日 8時) (レス) id: ac01b1ef17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：出雲 | 作成日時：2016年12月31日 0時
