【ハイキュー!!】1年生4人でTRPGやってみた！-Part1 (ページ10)

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9話　月島蛍　猟犬ページ10

馬久留さんは持っていたコーヒーを飲み干しコーヒーカップを僕の近くに放り投げる。

パリンという音と共にコーヒーカップがバラバラになり、鋭利な角がたくさん出てきた。

馬久留「ミンチーグジャラキ」

意味の分からない言葉を呟いたかと思うと僕の手に火傷のような痛みが走り見ると変な模様のようなものができていた。

青黒く円が縁どられ、大きな十字が刻まれた標準のような模様が左の手の甲にできていて顔をしかめる。

馬久留「それはマーキングってところです。犬っころの標的が僕からあなたに行くようにする為のね。精々、僕の身代わりになって逃げまわってください。ご武運を祈っていますよ。ウハハハハハハ！！ギャハハハハハハハハ！！」

高笑いをすると狂ったような足取りで馬久留さんは部屋から飛び出していった。

「はぁ」とため息を吐いてコップを片付けようと思うと邪悪な気配を感じる。

体内の臓腑が何者かに掴まれているような…言葉では言い表せないような不快で本能的に感じたことのない恐怖。

角からは音を立てながら黒いもやのようなものが出てきた。

そのもやはゆらめいていて、群青色の膿のようなものを滴らせながら血を這うように4本足の大型犬ぐらいのサイズの獣が出てきた。

『このような光景を目の当たりにした蛍はSANチェックです。成功で1d3、失敗で1d10の減少です。』

【月島：80→失敗 53/55】

『では、ここからDEX順の行動になります。まずは邪悪な存在から。貴方をめがけて長い舌が伸びてきます。』

【邪悪な存在：88→失敗】

『蛍はギリギリで避けて免れますがそのまま舌は壁にぶつかり大きな穴が開きます。それが自分に当たったら…と思うとただ事じゃすまないのは自明です。次、蛍の番。』

月島「逃げれますか。」

『はい。では蛍は後ろを向いて全速力で外に出ます。犬っころは付いてきません。』

日向『あぁーよかった！ドキドキした…。』

山口『怖すぎるよ…。』

A『ここで終わりじゃないよ。』

日向と山口がふと安堵から言葉を漏らすとAさんが呟いて僕は耳を疑った。

ここで終わりじゃないって…。