14話 影山飛雄 地下 ページ15
『鐘有馬久留の名前を呼びながらあなたの方へと肉塊を伸ばしてくる。姿を確認しようとしたのだろうか、それらは声帯のみならず目のような器官までも作り出し貴方たちと目が合った。SANチェック、成功で1d3失敗で1d10どうぞ。』
山口『待って俺やばい…。』
【山口:71→失敗 46/48】
【日向:61→成功 74/77】
【影山:68→成功 66/69】
【月島:51→成功 49/52】
藍美「可哀そうですよね。この人たち。子の人たちの気持ちは分かります。例えなりそこないとはいえ、みんな私なんですから。」
藍美さんは俺たちの後ろから降りてきて持っていたポリタンクの中身を床中に撒くと「危ないから離れていてください」と呟く。
俺たちが一歩退いたのを見るとライターを取り出しカチッという音と共に火が付いた。
まさか、と思った時にはもう遅くてその日が部屋に放り込まれると扉がすぐさま締まり、その瞬間扉越しでも聞こえてくるぐらいの金切り声が上がる。
『<聞き耳>をどうぞ。』
【山口:17→成功】
【日向:21→成功】
【影山:37→成功】
【月島:78→失敗】
『では成功した3人は焼かれてもなお馬久留を呼ぶ声は続いていることに気が付きます。その声も、ひとつ、またひとつと減り少しずつ小さくなっていくことが分かります。』
藍美「もう、上に戻りましょう。………私は、違う。私は違う。私は違う。」
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作者名:雪 | 作成日時:2021年1月24日 12時