【ハイキュー!!】1年生4人でTRPGやってみた！-Part1 (ページ14)

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13話　影山飛雄　地下ページ14

2人で開けると扉に鍵はかかっておらず、ずずずとゆっくり開いていく。

扉の向こうは真っ暗で開けた瞬間閉じ込めていた空気が噴出し、脳がおかしくなるぐらい臭い。

『吐き気を通り越して失神しそうな激臭を嗅いだあなた方はSANチェックをどうぞ。成功で0の減少、失敗で1の減少です。』

【山口：1→成功 48/48】
【日向：57→成功 77/77】
【影山：46→成功 69/69】
【月島：38→成功 52/52】

『おぉ！すごい！！』

扉を開けて、階段の方から明かりが入ると床一面に赤黒い肉の塊が広がっているのが見えた。

良く見るとその肉の塊は脈を打っていて、生きているのが分かる。

壁も同じく震えていて生きたスライムみたいだ。

動くところから体液が噴出している。

『ではここで＜目星＞どうぞ。』

【山口：46→成功】
【日向：25→成功】
【影山：97→ファンブル】
【月島：27→成功】

『成功した3人は部屋の中に広がっているそれらが、一つの個体ではなく、複数の生命体の群れであることに気付くでしょう。なぜなら、肉塊群はどれも衣服らしき布切れを纏っていたからです。しかしどこからどこまでが一個体なのかは判別がつかないほど散乱し、変形しています。その布切れは女性物の服であることがうかがいしれます。』

『ファンブルの飛雄は…。そうですね。肉塊の噴出している体液が目に入って気付かないでしょう。』

山口「ねぇこれ…何個か体ない？」

影山「いってぇ！！」

月島「ちょっと王様うるさい。」

『久々にこの空間に光が入ってそれに反応したのか肉塊の一つが掠れた鳴き声のようなものを上げます。』

「ま…くる。」

『肉塊であるそれらは奇妙に轟き、即興で声帯のような器官を生成している。最初に声を上げた個体に呼応するように他の肉塊からも声を響かせ始めます。その声はどんどん大きくなり、まるで断末魔の輪唱のようになっている。』

「まくる。」「ま…くる。」「ま…く…る…。」