最強シード=転校生!? (ページ6)

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第4話ページ6

先生「じゃあ私が合図したら入ってきてね」

A「はい」

そう言うと担任の先生は先に教室に入っていった。
廊下から教室内のHRの内容に聞き耳を立てる。

先生「今日はこのクラスに転校生がいます」

生徒Ａ「男子？女子？どんな奴？美人？かわいい？」

生徒Ｂ「途中から女子限定の言葉しか言ってなくね？」

やはり転校生が来ると、テンションが上がるものなのか。
教室の中は落ち着きがないように思える。

先生「入ってきて」

こんな変な盛り上がり方したところに入るのやだなあ、なんて思いながらも私は渋々ドアを開け、教室の中に入る。

先生「今日からこのクラスに入る常野Aさんです。何か一言お願いできる？」

A「常野Aです。これからよろしくお願いします」

当たり障りのない挨拶を済ませると教室からはパラパラと拍手が送られた。

先生「じゃあ窓際の一番後ろの席に座って。１時間目は自習にするから」

先生の指示に従い、窓際一番後ろの空いている席に座る。
その時私はとある人物から浴びせられる鋭い視線に気づいていた。