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第42話 ページ44
天馬side
気付いたら河川敷にいた。
でも、こんな気持ちでサッカー出来ないよ……。
天馬「円堂監督、どうしたらいいんですか…？」
「キミ」
天馬「へっ？」
高校生くらいの女の人が立っていた。
『キミ』って言ってたけど、周りには俺以外誰もいない。
天馬「俺、ですか……？」
「松風天馬君よね…？」
天馬「そうですけど……あのー、誰ですか？」
夕香「私は夕香。これからキミに、会ってほしい人がいるの」
天馬「会ってほしい人…？」
夕香「大事なことなの。ちょっと、待っててね」
天馬「あ、はい」
夕香さんに言われた通り待っていたら、階段のうえに人影が現れた。
赤いスーツに身を包み、小麦色の肌にメッシュの入った髪。
どこかで見覚えのある顔だった。
ふとホーリーロード本選の開会式の様子を思い出す。
そこで開会宣言をしていた姿と目の前の人物がぴったりと重なった。
天馬「あなたは、イシドシュウジ…！！」
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作者名：master_2 | 作成日時：2023年3月19日 11時
