最強シード=転校生!? (ページ1)

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プロローグページ1

フィフスセクター本部、薄暗く広々とした謁見の間に聖帝イシドシュウジは今日も座っていた。
仮想モニタでホーリーロードの情報を確認していると、外に待機させていたはずの部下がこちらにやってくる。

イシド「何かあったか」

部下「イシド様、あなたに直接会ってお話したいというシードが…」

フィフス内部からも外部からも畏れられる自分自身に直接会って話したいだなんて一人しかいないだろう。とある少女の姿が脳裏に浮かぶ。

イシド「ほう……。構わない、通せ」

部下「はっ」

イシドの言葉通り部下は謁見の間に一人のシードを連れてきた。
それはイシドの脳裏に浮かべた人物、城之院Aであった。

A「失礼します」

イシド「A…、久しいな。例の件か？」

Aはイシドの段下でわざとらしいほど仰々しく膝をついた。

A「はい、イシド様。私を…」

たっぷりの間を持たせて言葉を続ける。

A「私を、雷門中に転校させてください」