◎不安な夜も ページ5
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『っ、』
ここ最近、悪い夢を見る
皆と一緒に居られなくなる夢
ずっと一緒だった瑞稀と涼に置いていかれる夢
冬だと言うのに背中にびっしょり汗をかいて起きるとまだ夜中の2時だった
スマホを手にしてみるけど、こんな夜中に電話をする勇気も可愛げも無い
すると1時間前に届いていたLINEの通知に気付いた
瑞稀終電乗り遅れた、泊めて
びっくりして電話すると、すぐに繋がる
『あ、ごめん！今見たんだけどもう誰かの家にいるよね…？』
瑞稀「いや、誰にも繋がらなくてコンビニにいる」
『え！？だめだよ、明日も学校でしょ？』
瑞稀「…泊めてくれる？」
『う、うん！早くおいで？』
そう言った直後に鳴るインターホン
まさかと思って見るとそこにいたのは瑞稀で、驚きながらもすぐに招き入れ、あったかいココアを淹れる
『え、ずっと外にいたの？』
瑞稀「…Aが今日も泣くと思って」
『え…？』
瑞稀「やっぱり来てよかった、また泣いてたね」
そう言って瑞稀は立ち上がり、私の頬を撫でる
『なんで、』
瑞稀「何年も毎日見てれば分かるよ、最近浮かない顔してる事も少し目が腫れてる事も、寝不足そうな事も」
『っ、』
瑞稀「嫌な夢でも見てたんじゃないの？」
大好きな優しい声で問いかけられて、涙が溢れてくる
『皆に置いてかれる夢見るの、また前みたいになる気がして不安で、』
瑞稀「うん、」
『今まで何年も、何人も、ジュニアを見てきて分かってるはずなのに…なのに、ずっとハイハイで居たいって、執着しない方がいいって分かってるのに、』
瑞稀「大丈夫、」
優しく包み込んでくれる瑞稀は昔よりも大人な香りがして、大きな身体は安心感を与えてくれる
瑞稀「大丈夫だから、だから、起きたらまたハイハイの梨木Aとして輝けるように安心して寝な？」
『…うん、』
そのまま瑞稀と同じベットに入って、ぎゅっと包まれたまま眠る
自分の事を自分以上に分かってくれている人がいるって幸せだなって
心からそう感じた
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さつち - 早く続きを読みたいです。待ってます。頑張ってください。那須君カワイイですね！ (2018年8月7日 17時) (
レス) id: 4a4d234789 (このIDを非表示/違反報告)
はなぞのまりん(プロフ) - 瑞稀くんとのイチャイチャがもっとみたいです！！ (2018年2月16日 0時) (レス) id: 9edb1e5eae (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - リクエストしてもいいでしょうか？キスは涙の味でなすくんにキスされたことを知ってしまった瑞稀くんと主人公ちゃんの話が見たいです！ (2018年2月5日 0時) (レス) id: ae03890069 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - 初めましてコメント失礼します。キスは涙の味すごくキュンキュンしました！好きな人が瑞稀だったのがすごく個人的にキュンキュンきて、嬉しかったです！これから2人がどうなっていくのかも気になります！これからも更新楽しみにしてます！ (2018年2月4日 9時) (レス) id: ae03890069 (このIDを非表示/違反報告)
真穂・返事ものすっごく遅め許して！(プロフ) - 無所が出てくる小説が少ないので、すっごい嬉しいです！これからも頑張ってください (2018年1月29日 10時) (レス) id: d8f287e472 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：：とろわ | 作成日時：2018年1月6日 1時
