◎好きだよ（r） ページ23
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『あ、那須！ちょっと合わせたいとこあるんだけど、』
那須「え！？あ、はい！」
『今でも大丈夫？』
那須「へ、あ、え、何がですか…」
あの日から那須が明らかにおかしい
話しかけただけで顔を真っ赤にして、意識しすぎ…というか、
皆が私達の間で何があったのだろうかと様子を伺っているのが凄い分かる
『…あのさ、那須』
那須「は、はい！」
『仕事に支障きたすのはやめようね』
那須「あっ、すいません…」
龍我「那須？どうしたの？」
那須「な、なんでもないよ！」
龍我「ふう〜ん」
井上「…A」
『あ、瑞稀。どうしたの？』
井上「今日家行っていい？」
『いいけど、』
その日のレッスンはやけに瑞稀がイライラしてて、涼と喧嘩になったりもして散々だった
一緒に私のマンションに歩いている間も無言
人一倍周りの空気に敏感で、結構空気を読む瑞稀にしては珍しい
部屋に着いた途端に、瑞稀はリビングのソファにどさっと座る
『……何、その態度』
井上「は？」
『なんか腹立つんだけど、今日の瑞稀』
井上「…それはこっちのセリフなんだけど？」
すっと立って、目の前に立つ
いつの間にか身長はかなり離れて、体格にも差ができていて、少し怯みそうになる
井上「…那須と何があった？」
『っ、』
井上「A、言って」
『、瑞稀には言いたくない』
そう言うと、深いため息を吐く
『大体、瑞稀は彼氏でもなんでも無いでしょ…』
井上「……予約、したじゃん」
『でも、』
井上「舞い上がってたのは俺だけ？もうAは那須が好きになっちゃった？」
『ちが、う…』
井上「…いいよ、無理しなくても」
いつもの瑞稀からは想像もできないような弱々しい声でそう言われて、ばっと顔を上げると大きな瞳に涙が溜まっていた
『…頼まれて、キス、した。前の自分みたいで断りきれなかった。ごめんなさい、』
井上「……そ、」
『怒ってないの？』
井上「まだそこまで縛る権利無いよ。Aの気持ちが変わってないなら、信じる」
『、私はずっと待ってるよ。瑞稀が迎えに来てくれるの』
そう言うと瑞稀はふっと笑う
井上「抱きしめていい？」
『ん、』
瑞稀の香りに包まれるとなんだかとても安心する
井上「今日はごめん、明日皆にも謝る」
『うん、』
井上「好き、だよ」
『…うん、』
いつか本当に瑞稀が迎えに来てくれた時「私も好きだよ」って伝えたいと思った
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さつち - 早く続きを読みたいです。待ってます。頑張ってください。那須君カワイイですね！ (2018年8月7日 17時) (
レス) id: 4a4d234789 (このIDを非表示/違反報告)
はなぞのまりん(プロフ) - 瑞稀くんとのイチャイチャがもっとみたいです！！ (2018年2月16日 0時) (レス) id: 9edb1e5eae (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - リクエストしてもいいでしょうか？キスは涙の味でなすくんにキスされたことを知ってしまった瑞稀くんと主人公ちゃんの話が見たいです！ (2018年2月5日 0時) (レス) id: ae03890069 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - 初めましてコメント失礼します。キスは涙の味すごくキュンキュンしました！好きな人が瑞稀だったのがすごく個人的にキュンキュンきて、嬉しかったです！これから2人がどうなっていくのかも気になります！これからも更新楽しみにしてます！ (2018年2月4日 9時) (レス) id: ae03890069 (このIDを非表示/違反報告)
真穂・返事ものすっごく遅め許して！(プロフ) - 無所が出てくる小説が少ないので、すっごい嬉しいです！これからも頑張ってください (2018年1月29日 10時) (レス) id: d8f287e472 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：：とろわ | 作成日時：2018年1月6日 1時
