◎昔話（1） ページ9
_
私がスカウトでジャニーズ事務所に入所したのは5歳の時だった
あんまりその時の記憶って残ってなくて、ジャニーさん的にはそれが狙いだったらしい
「物心ついちゃうと所属タレントと仲良くなりたいから、なんてやましい気持ち出るでしょ？」って
それからレッスンに参加し始めたけれど、私の存在はメディアに隠され続けていた
女の子のファンが多いから私はきっと矢面に立つ事になる
だから、しっかりと「あの子気に食わないけど、でも凄いよね」って言ってもらえる子に育ててから世に出したかったらしい
メディアに公表してもらえたのは中学3年生でHiHiJetが結成された時だった
それまでダンス、歌、演技、ローラーと何種類ものレッスンを受けていた
他のジュニアが受けられるレッスンはダンスだけだから「あいつ狡いよな」「女だから仕方ないよ」なんて陰口言われる事もあったし、なんとなく一緒にいる時間の多かった瑞稀と涼以外に仲の良い人なんていなかった
でもある日ついに大切にしてた靴を隠されて、そんな時に声を掛けてくれたのは蒼弥と大昇だった
『懐かし…』
猪狩「もうめっちゃ緊張しながら声掛けた」
岩崎「ほんと！入所したばっかりの時だったしね」
『そう！だからそんな後輩に情けない姿見られて恥ずかしかったな〜』
猪狩「あの後ファミレス連れてってくれたんだよね、Aちゃん」
『靴を見つけてくれたお礼だよ』
岩崎「あれ、大切なものだったんですか？」
『瑞稀と涼が初めてくれた誕生日プレゼントだったの。2人で大切なお小遣い出して、私が欲しかったのプレゼントしてくれて』
猪狩「やっぱりあの3人の中には入れないね、なんか」
『いや、蒼弥は割とグイグイ来てるよね？(笑)』
猪狩「え、そう〜？」
『大昇はまだ敬語抜けてないのに〜』
猪狩「Aちゃんの大切なメンバーだからいいでしょ？」
『はいはい、』
_
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1124人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「紅一点」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さつち - 早く続きを読みたいです。待ってます。頑張ってください。那須君カワイイですね！ (2018年8月7日 17時) (
レス) id: 4a4d234789 (このIDを非表示/違反報告)
はなぞのまりん(プロフ) - 瑞稀くんとのイチャイチャがもっとみたいです！！ (2018年2月16日 0時) (レス) id: 9edb1e5eae (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - リクエストしてもいいでしょうか？キスは涙の味でなすくんにキスされたことを知ってしまった瑞稀くんと主人公ちゃんの話が見たいです！ (2018年2月5日 0時) (レス) id: ae03890069 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - 初めましてコメント失礼します。キスは涙の味すごくキュンキュンしました！好きな人が瑞稀だったのがすごく個人的にキュンキュンきて、嬉しかったです！これから2人がどうなっていくのかも気になります！これからも更新楽しみにしてます！ (2018年2月4日 9時) (レス) id: ae03890069 (このIDを非表示/違反報告)
真穂・返事ものすっごく遅め許して！(プロフ) - 無所が出てくる小説が少ないので、すっごい嬉しいです！これからも頑張ってください (2018年1月29日 10時) (レス) id: d8f287e472 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：：とろわ | 作成日時：2018年1月6日 1時
