今日:7 hit、昨日:3 hit、合計:9,345 hit
小｜中｜大
・ ページ3
色んな世界を回った。
色んな人と会って、色んな友達を作った。でもずっと一緒におれる人間は居らんし、ボクは結局ひとりだった。
ここを出てから、かなりたってボクは日本に戻ってきた。
その前イギリスにおったから、ガッツリ洋服着てたし、思いつきで日本来たからそんときの日本がどんな国かもよぉ分からんかったから、様子を見ようと思って、人目につかない山奥に降り立った。
そこで、ボクは出会ってん。
山奥の周りに道もないような場所で流れる白い糸のような滝の傍にソイツはいた。
白い着物を着たスラリと背の高いキレイな顔をしたソイツは、瞬きをしたら消えてしまいそうなくらい儚くて、弱々しくて、ただただ美しかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らむ倉 | 作成日時：2020年8月10日 0時
