19話 ページ19
2020年7月＿＿
自分の部屋に置かれていた卓上カレンダーにはそう書かれていた。事前に弟が買っておいたのだろう。
外の空気は日本特有の蒸し暑さで満たされていた。荷解きをしながら、これからどうしようかと思考をめぐらせる。
仕事をするにも、体の記憶だけでは限界があるかもしれない。でも、仕事をしなければ弟にまた、苦労ばかりかけることになってしまうのだ。
「姉さん、もうお昼だけどどうする？」
「荷解きは終わったから、何か作ろうか。簡単に作れるものとかある？」
「それが……最近は店で食べることが多くて、材料があまりないんだ。そうめんとか茹でて食べるものならあるんだけど」
「私はそうめんでも大丈夫よ。他にお野菜があれば薬味にして入れられるし。お昼を食べた後に買い物に行かなくちゃね」
そう言いながら台所に向かい、冷蔵庫の中を確認する。料理経験自体はあるものの、数は少ないため、記憶を頼りにするしかない。
適当なものを取り出し弟にも手伝ってもらった。きゅうりとかネギとかは刻んで薬味にしたけれど、トマトやレタスもあったのでサラダにして食べた。
2人とも食べ終わり片付けをした後は、買い物に出かけた。弟は1日休みを貰ったらしくスーパーに行く前にゆっくり買い物がしたいと言った。
私も特に急いで帰る理由も無かったため、そのまま色々な所を見て回ることにした。外は蒸し暑かったのに店の中は涼しいから汗が冷える。
それを見兼ねて、弟が汗ふき用のシートを私の鞄に入れたことを教えてくれた。この鞄は入院してからは使っていなかったため、記憶が曖昧だ。
そんな事を思いながら買い物を終えて帰宅する。これからまだ暑くなると考えると外出が億劫になった。
＿＿＿＿＿＿
長らく更新を停めてしまいすみませんでした。
最低でも週一で更新できるよう頑張ります！
暫くは私生活に時間を使えるためいくらか進められそうです
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月詠乃朱(プロフ) - 朝桐さん» いつもありがとうございます。朝桐さんもお気をつけて！ (2022年12月24日 11時) (
レス) id: 3679865769 (このIDを非表示/違反報告)
朝桐(プロフ) - 続編楽しみにしてます！年末年始、今年は特に寒いのでお体にお気をつけて！ (2022年12月23日 22時) (レス) @page50 id: db8064d0f2 (このIDを非表示/違反報告)
月詠乃朱(プロフ) - 朝桐さん» 秋山さんのストーリーも楽しんで貰えて何よりです。次回の更新、楽しみにしていてくださると嬉しいです( *´꒳`*) (2022年10月19日 23時) (レス) id: 3679865769 (このIDを非表示/違反報告)
朝桐(プロフ) - あ、秋山さーん？！？！？！ (2022年10月19日 23時) (レス) @page45 id: db8064d0f2 (このIDを非表示/違反報告)
月詠乃朱(プロフ) - アルジュマさん» コメントありがとうございます。そう言ってくださると嬉しいです(*^^*)キャストネームの方もありがとうございます。意味とかも調べながら検討したいと思います！ (2022年8月21日 22時) (レス) id: 3679865769 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月詠乃朱 | 作成日時：2021年7月31日 14時
