[BORUTO]御坂美琴の姉は転生して木の葉の忍者になりました5 (ページ7)

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六話ページ7

そのあと、みんなを守っていたナルトは連れて行かれてしまった

サスケと私に子供達を任せて自ら囮になった

それを追おうとしたヒナタは大怪我を負ってしまった

私はいま、怪我をした人達の治療をしている

怪我はナルトが守ってくれていたお陰でそれほど酷くはなかった

......直ぐに終わりそうね

私は色々片付けて外へ出ようとした

だけど、シカマルが何か言いたそうな顔をして立ち塞がった

「.......そこ退いてくれないかしら？」

「.....瓶戸、お前の考えてることは分かってる....でも退くわけにはいかねぇ」

私がそう言うとシカマルは真剣な顔をしてそう言い返した

私は頭を掻き回し溜め息を吐いた

「.........退いて」

もう一度そう言うが、シカマルは何も言わない

「退きなさいって言ってんのよ!!」

私は痺れを切らして拳を強く握り締め声を荒上げた

その声は酷く静かで渇いた空に響き渡っては風に掻き消された

「......これは私の問題でもあるの....だからお願い......其処を退いてよ」

そう呟くと同時に自然と涙が溢れ出る

それを堪えるが、涙は私の気持ちとは関係なく止まらない

暫くするとシカマルに抱き締められた

「....俺は.....もう失った奴の数は数えたくねぇんだ」

シカマルは弱々しく呟くと手の力を強めた

私は抱き締め返すようにシカマルの背中に手を回した

「......数えさせないわよ、もう二度と」

私がそう言うとシカマルは力を弱めた

「..........じゃあ約束してくれ....絶対に死ぬなよ」

「......死なないわよ、死ぬ時はあんたと一緒って決めてるんだから」

そう言うとシカマルは鼻で軽く笑い再び私を強く抱き締めた

まるで私の存在を確かめるかのように