[BORUTO]御坂美琴の姉は転生して木の葉の忍者になりました5 (ページ6)

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五話ページ6

蹴り飛ばされた反動で私は壁で背中を打った

「ぐあっ?!」

強く背中を打ったため口の中を切ったのか血の味がジワジワと広がった

私は地面に手をついてゆっくり起き上がった

「...これは驚いたな、あの蹴りでまだ立ち上がる程の気力があるとはな。鬼道眼だけ貰うつもりだったが貴様のことも欲しくなったぞ」

「........そりゃどうも」

私はゆっくり立ち上がり口周りを服の袖で拭った

服の袖には傷口から垂れた血がこべり付いた

私は口の中に溜まった血を吐き手袋を取り投げ捨てた

........こいつ.....ヤバイ奴だわ...どう仕留めようか

コインを出し指に挟み電撃を放とうとしたその時

目の前は動かなくなり固まった

何が起こっているのか分からなかったが、よく見るとシカマルが影縛りの術で奴等を捕らえていた

私は隙を見て、ナルト達の元へと向かった

「ナルト、サスケ大丈夫?!」

「お前こそ大丈夫なのかよ?!」

「人の心配をするよりお前らは自分の心配をしろ!!彼奴らの目的はナルトと瓶戸、お前等だ」

ナルトとサスケにそう言うとナルトはそう返して来たが、サスケは相変わらずだった

「相変わらずの性格ね、人が折角心配してやってんのに」

そう言うとサスケはそっぽを向いた

「まぁ良いわ....で、彼奴らは？」

そう問いかけるとサスケは溜め息を吐き説明を始めた

彼奴らの名前は大筒木キンシキと大筒木モモシキ

サスケが持ち帰った巻物にはチャクラの実、即ち尾獣チャクラと鬼道眼を取りに来ると記されていたらしい

彼奴らはチャクラの実から丹と言う名のものを錬成し自らを強化延命しているらしい

「へぇ......こんな汚い目が欲しい奴ってまだ居たんだ」

......こんな目、あったって何の役にもたちやしないのに

ただ白眼と写輪眼と輪廻眼を全て掛け合わせて作った眼なのに

......この眼....くり抜いて踏み潰してしまおうか

そう考えていると無意識に手は私の眼の前へと向かっていた

「......おい瓶戸、下手しても眼を潰すだなんて物騒なことをするなよ」

私はそのナルトの言葉で我に返り手を下ろした