四十一話 サボりは嫌い ページ41
今日も学校には行かなかった
昨日のようにリボーンが休めと言った訳では無い
世に言うサボりだ
目を盗み朝早くから家を抜け出してきた
持っている物はイヤホンと音楽プレイヤーと、財布だけ
僕はある丘の上で並盛町を眺めていた
...実は最初から考えてた
僕は綱吉の守護者な訳でしょ？
しかもマフィア、何時命を落としても可笑しくはないし危険な世界だ
一度は考えが変わったが、いま思えば何もかもが馬鹿馬鹿しい
なんで僕なんだ
なんでよりによって僕なんだよ
意味わかんねぇ...
「あぁっムシャクシャする!!」
僕は声を荒上げ、髪の毛を掻き回した
ハル「ゆきくーん!!」
「なっ?!ハル?!」
なんでハルが此処に?!
て言うか、ハル出現率高いなおい!!
「学校はどうしたの?!」
ハル「学校を向かう途中でゆき君を見つけたので追いかけてきました!!」
...あぁ、そう言うことか
しくじったな...
僕はポケットに手を突っ込み、また並盛町を眺めた
ハル「そう言うゆき君こそ、学校はどうしたんですか？」
「.......ちょっとサボり」
そう呟くとハルは目を見開いた
ハル「はひっ?!サボり?!....じゃあハルもサボります!!」
そして僕の隣に来て同じように並盛町を眺めた
...何考えてんのハルは....何時も読めないんだよね、ハルのことだけは
困るんだよね、こう言う予想外ってのはさ
「...実はさ、ハル...これサボりでもなんでもないんだ、ただ嫌になって逃げてきただけなんだよ」
本当のことを言ってしまうなんて、僕は馬鹿だ
いやこうさせているのは、目の前のハルだ
ハル「？...でもそれってサボりとあんま変わりませんよね？」
キョトンとする顔のハルに僕は思わず苦笑いを浮かべた
確かに...あんま変わんないかも...
ハルと話してるとなんか考えていたことがどうでも良くなるな
まぁ考え方が変わる訳じゃないんだろうけど...
「...無駄な悪足掻きしてただけ..か」
そう呟くとハルは??を浮かべた
ハル「何の話ですか？」
「いや...何でもないよ」
本当馬鹿だなぁ...
大分前、こう言うのはやめたはずなのに
一人で突っ走って馬鹿やって、これじゃあ何も変わらない
こう言ったことはこれっきりにしよう
そうこれで終わりだ
(ゆき君、いままで何してたの?!学校から電話かかってきたときビックリしたんだから)
(おいゆき、学校をサボった分、俺がねっちょりシゴいてやるぞ★)
(うわ...最悪)
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二ーノ(プロフ) - 結由さん» わわっ有難うございます、はい頑張ります!! (2018年1月20日 13時) (
レス) id: da3258a7f8 (このIDを非表示/違反報告)
結由(プロフ) - すごく面白かったです。『え？もっと読みたい』ってなりました。更新無理せず頑張ってください！ (2018年1月20日 13時) (レス) id: 6676595c60 (このIDを非表示/違反報告)
ユウK(プロフ) - さなさん» 有難うございます!!頑張ります!! (2017年12月27日 7時) (レス) id: 6142a92764 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 面白いです！すごいうまくて、更新頑張ってください！ (2017年12月27日 7時) (レス) id: 0c95e52db9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚犬 | 作成日時：2017年12月9日 16時
