久遠のカラフルイヤーズ2 (ページ43)

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「いや、俺がその日一時的に審神者部屋を離れた時があったんだ」

荷物が届くから受け取ってきてほしいと言われてな･･･しかも、アイツが指定した時間になっても届かなくて少し待っていたんだ･･･一度似たようなことがあって手ぶらで戻ったら物凄くキレられて

俺じゃない別の奴に当たっていたからな･･･

鶴丸が悪いわけでもないのに肩を落とす鶴丸に鶴丸君は悪くないよと傍によって手を握り手をさする

「その間に出陣メンバーをどうにかしたのかあの人」

『あ、蜻蛉切さんようこそこの本丸に、これからよろしくね』

「こちらこそよろしくお願いします」

『初期刀は清光君で初鍛刀は小夜ちゃんです』

家族が増えたねー嬉しい驚きだったね鶴丸君と鶴丸の方を向くと目を見開いて固まっていた
他の皆も同じで

『皆どうしたの?あ、歓迎会的なものは残りの人たち見つけたらにしよう』

いや、違う…驚いてるこの顔の理由はそういうことじゃないと一人何故か盛り上がっているAに突っ込む…心の中で

『よし、お話し聞けたし仕切り直してお昼にして捜索再開は昼食後にしよう』

「そうだね(この主はっ//)」

「僕たちは先に支度しに行くよ(全く、この主ときたら//)」

『後で私も行くね…蜻蛉切さんは皆と部屋割りについて相談した後、短刀ちゃんたち蜻蛉切さんを本丸の中案内してあげてくれる?』

短刀たちの分かった、分かりました、それって俺っちもか?お前は短刀だろ等々の言葉を聞いてよろしくねと短刀達の頭を撫でる

「部屋割りを…自分たちで決めていいのですか?」

『だって皆が使うお部屋だから…自分たちの好きなお部屋でいいと思うけど…私が一々言うことじゃないし…え゛、まさか…』

「あ、はい…主の思っている通りかと…」

長谷部のこの質問により、また椿の悪行(?)が発覚する

「部屋割りも、何の意図があったのか分からないけど…アイツが決めて割り振ってたよ…勝手に決められなかった」

『そこまで縛る意味って何かな』

青筋を浮かべて椿に対して怒っているAを見た粟田口の刀剣達は、自分のことのようにこうして怒ってくれるAに嬉しさがこみ上げる

それに、怒っている顔は見たことなかったため珍しいとも思う
いつも笑っているか、眉を少し下げているか…優しい顔しか見ていなかったため

けれど、その顔は自分たちに向けての物ではないと分かっているからか、椿の怒った顔より恐怖心は少しも感じない