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62色目 ページ13

『机って多分大きいよね…どこに仕舞ってあるんだろう』

「蔵とかじゃないかい?」

『あ、やっぱそうかな…えっと、次郎ちゃん、御手杵君と石切丸さんは先に手入れだし…あ、後手入れ必要な人いる?』

「長谷部と岩融」

そっこーで清光が答えてくれる…何故か長谷部にどや顔しながらそれに長谷部はぐぬぬと耐える

『ありがとう清光君…そうだね、次郎ちゃんと御手杵君は蔵で机探してくれる?暗いから…青江君と骨喰君も一緒にお願いします』

「任せといて」

「任された」

『こんちゃん、ランタン出してもらってもいい?』

「向かわれるときに四振りに渡しておきます」

『石切丸さんと岩融さんも手入れ終わったら蔵の方で机探してあったらこっちに運んできて欲しいです』

「わかった」

「俺がいけば早いな!」

『光忠君と歌仙君は皆のお皿を一式買ってきて欲しいの…あ、足りない道具とかもこの機会に買ってきていいからね、やっぱお料理を作ってくれる人が選んだ方がいいだろうし、二人とも絶対センスあるもんね』

二人に任せれば間違いないよ!お願いできる?と聞かれた二人は一瞬この主はっ!と顔が赤くなるが、分かった、任せてと即了承してくれた

『重いだろうから誰か他に一緒に運んでくれる人も何人か連れていって…』

「重いものは支払いの後本丸に転送できますよ」

『あ、そうなんだ…じゃあ二人でも大丈夫か…あ、二人じゃなくても誰か連れて行ってもいいからね』

絶対な縛りとかはないからと念を押しておく

「わたくしが一緒に行けば支払いも直ぐに済みますよ…小判を持っていかなくて済みます」

『そうなんだ…こんちゃん自体がキャッシュレスなんだね…あ、この本丸のお金ってどれくらいあるの?』

「貯金高はこうなっております」

あいぱっどの様なものを出してきてこの本丸に蓄えられている総額を見せてくれる

『お、かなりため込んでるね…浪費してそうなイメージなのに…思ったんだけど、これは椿さん個人のお金?この本丸の運営費?』

「これはこの本丸の運営費となりますので男士達に還元されるべきものです」

『そっか、じゃあ安心だ』

万屋にこんちゃんと一緒に買い物して来てください、お金のことは気にしなくていいからねと一応言っておく

抑圧されて、物欲がほぼ無さそうだしきっと色々気にしそうだからだ

『あ、こんちゃん行く前に新しい掃除道具一式出してくれると助かる』

「お任せください!」

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作者名:べっこうあめ | 作成日時:2021年11月14日 14時

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