457色目 ページ8
小竜も左文字兄弟も、堀川も大丈夫だと言ってくれたので朝食の後で話すことになった
一期と信濃は当事者ではないので皆のことを心配そうに見守っていた
その後、遅れてエースが起きてきたので先ほど話していたことを話して、エースが食べ終わったタイミングでそのままこの食堂で話を始める
興味を持った他のクルーや、ナースたちもいる
『えっと、彼らは刀剣男士…刀の付喪神だとこんちゃんから説明されてるんですよね?』
「あぁ、審神者に手入れをしてもらわねぇと傷が治らねぇって話も」
『彼らは私たち審神者が本丸内に居る鍛冶の妖精さんに資材を指定して打ってもらう鍛刀をするか、出陣先でドロップで拾うかで来てくれるんですけど』
ブラック本丸っていうのがありまして…過度な出陣、手入れの放置、中傷重傷での出陣…色々
男士達の意志や尊厳を無視した身勝手な審神者による蛮行で出来上がるのがブラック本丸です
『信濃君と、一期君を除く彼らは…前任による仕打ちで、前ブラック本丸の刀剣達なんです…』
子細省きますが、清光君達にお願いされて、前任を本丸から追放して私が後継で審神者をしています…信濃君と一期君は私が審神者になってからお迎えしたんです
今は、清光君達も私の刀剣で…恐れ多いんですけど、主として慕ってくれていて
『前任は、先ほど言ったようなこともしてましたが、何故か自分だけご飯を食べて男士達には一切食べさせなかったんです…男士達に料理を作らせているのに味見もさせない徹底ぶりで』
皆初めての食事が1、2ヶ月ほど前からなんです…信濃君と一期君は初顕現がそれ位前なんですけど、清光君達は、1年程前から顕現はしていたみたいで
その言葉に黙って聞いている白ひげのクルーたちは目を開いて驚いていた…まさか1年ちょっと何も飲まず食わずだったなんて
『男士達は付喪神…神様であるので確かに食べなくても死にはしない…らしいんですが…』
「死ななくとも、空腹は感じたり、力が出ない、思考が纏まらなかったりするだろぃ」
『そんな考えが及ばない、自分本位な人が初めの主になってしまったから…酷いことされても主従関係であることに変わりはないので…中々男士達だけでどうこうするのも難しいんです』
だから、皆…耐えることしかできなかった…
いえ、耐えて…折れずにいてくれたので…私が出会うこともできた
第三者の介入でやっと解放されたんです
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べっこうあめ(プロフ) - ありがとうございます。修正いたしました (2022年10月20日 12時) (
レス) id: b068b62b54 (このIDを非表示/違反報告)
萢 - 初めまして?ですかね。えっと440色じゃなくて490色かと思われます。修正お願いします (2022年10月20日 12時) (レス) id: 08d4531c1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べっこうあめ | 作成日時：2022年9月5日 1時
