思い出 ページ1
マルコ、レイと話した私は、みんながいる方へ戻った。
そっか、私消えちゃうんだ…
後悔はない。
なんて言ったけど、やっぱり寂しいな。
「A、どうした？なんか元気ないぞ」
「…あのねエース。私、もうすぐみんなとお別れなんだ！」
「は…？」
エースにさっきの話を説明していると、
そこへサッチや他の隊長たちも集まってきた。
「なんだよそれ…」
「俺のせいでAはいなくなるのか？」
「違うよ！あれは私がエースを救いたい一心で起きたこと。きっと最初からこうなる運命だったんだよ」
そう、もともと私はこっちの世界の人じゃない。
いつか帰る日がくるんじゃないか、それは予想していたことだった。
「だからこれは私の最後のお願い！私が完全に消えるまで、みんな笑顔でいて？最後にみんなと笑っていたいから…」
「A…」
「…よっしゃわかった！最後にAとたくさん思い出作るぞ！」
「サッチ…ありがとう」
それから私は医務室に向かった。
ナースの皆とも話がしたかった。
「嘘でしょ…」
「そう…Aがいなくなったらこの船も寂しくなるわ」
「そういえば、ルーナは…？」
ルーナの姿を一度も見ていないことに気づいた。
「泣きすぎて誰とも顔を合わせられないんですって」
「そっか…ルーナらしいね」
「ねぇA、マルコ隊長に伝えなくていいの？自分の気持ち」
それは自分の中で最も悩んでいたことだった。
「やっぱり、言うべきかな…」
「Aが後悔しない方を選ぶべきよ」
「そうだよね…』」
ナース達とも話し終え、私は次に自分の部屋へ向かった。
私のために作ってくれた部屋。
ここにもたくさん思い出がつまってるな。
ふと私の目に、一つの小さな袋が映った。
これ、マルコにあげようと思ってたブレスレット…
渡すタイミングもなくて、すっかり忘れてたな。
…決めた。
最後にこれを渡してマルコに告白しよう。
フられてもいい。
伝えたことは絶対後悔しないはず。
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黒豆粉 - めっちゃ素敵なお話でした！！！！ありがとうございました！！！！ (2021年6月11日 0時) (
レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
弱音ハクはオレの嫁(プロフ) - 一気に読ませていただきました！感動で画面が見えにくいです。最高のハッピーエンドをありがとうございます！！！ (2021年3月18日 9時) (レス) id: ccc8b6f347 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - この話もう5回以上は読んでます。毎回レイさんのことを｢姉御｣と呼び慕っています！！← 次世代の海賊達がどんな子達に育つのかとか色々想像してしまいます (2018年1月25日 13時) (レス) id: 121973e45a (このIDを非表示/違反報告)
まるまる。(プロフ) - どんどんお話に引き込まれました！おもしろかったです！ (2016年7月15日 1時) (レス) id: c4da1e1077 (このIDを非表示/違反報告)
あざらし(プロフ) - 読みました。ありがとうございました！本当に感動しました！もう泣きそうです。マルコにほれました！新作を楽しみにしています。 (2015年9月3日 23時) (レス) id: 8289272181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なで肩 | 作成日時：2014年11月2日 10時
