探られます。 ページ47
「あんたはここでゆっくりしといてや。事件は俺がすぐ解決してやるさかい。」
「それは頼りにるね。けど、それなら私帰っちゃダメなの?」
「ダメや。俺はまだあんたと話したいことがあるんやから。大人しく待っといてや。」
「………はーい。」
今の会話でお分かり頂けたでしょうか?
はい。そうなんです。事件が起こったんです。
ジョディ先生と同じ階に住む人がなくなったそうです。
いや、まぁね?死神と西の名探偵くんが揃えば事件は起こるとは思っていたよ。
ほんと期待を裏切らないよね。
いや、期待はしてないけど?
けど、幸いにも私は警察官なのに捜査には参加せずに済んだ。
私は警視庁とは松田さんと佐藤さん以外仲良くないし、いた方が邪魔になるだろう。
それに事件は私より探偵2人に任せる方がはやく解決するだろうし。
と、いうことで……
「あー、ひまだ。」
ジョディさんも探偵たちに連れていかれたため1人部屋に残りコーヒーを飲む私。
……ほんとに私は何しにここに来たのでしょうか。
ーーーーーーー
ーー
それから約2時間後。
「なんで俺が買い物に付き合わされなあかんのや?」
「しょうがないでしょ。醤油切らしてたの忘れてたんだから。別にいいんだよ?私と話したいことがないなら今すぐ帰っても。」
「……はぁ。あんた卑怯もんやな。」
私は服部くんとスーパーに買い物に来ています。
ずいぶんと謎な光景です。
あれから事件は名探偵たちのおかげで見事解決した。
しかし、服部くんと新一のジョディさんへの警戒心はもっと強まったらしい。
事件解決の最中に何があったのかは知らないけど、おかげさまで私に対する服部くんからの警戒心も強まってしまった。
きっと服部くんの頭には、ジョディが怪しい=私も怪しい、という方程式ができているんだと思う。
という訳で、私は今、家まで送るという優しい口実のもと服部くんに探られています。
「ほんで、あんたは何者なんや?あのジョディ先生とはどういう関係なんや?」
「別に何者でもないよ。ジョディさんには4年前アメリカに行った時に出会ったの。」
「ほんとかー?あんた嘘つくの上手そうやしなぁ。」
「本当だよ。それに、私嘘つくの下手くそだってよく言われるし。」
そう。よく言われるんだよね。
嘘がバレバレだって降谷さんに。
私自身はそれなりに上手いと思ってるんだけどなぁぁ。
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青龍 葵(プロフ) - 脱字があります!「すぐ帰ります」で「…ちょっと○○そんに会って欲しい奴がいるんだ」の『○○そんに』とは何でしょうか? (2018年7月26日 17時) (レス) id: 970e92a440 (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 零さん» 返事おくれました!嬉しいコメントありがとうございます!頑張ります! (2017年5月7日 23時) (レス) id: fb8724423b (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - いつも楽しみに読んでます!!続編も頑張って下さい! (2017年4月30日 21時) (レス) id: f4f2fc359b (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます! (2017年4月30日 19時) (レス) id: a2b81a1195 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - とっても面白いです!!更新頑張って下さい (2017年4月25日 3時) (レス) id: 0cdca89a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:祐 | 作成日時:2017年3月30日 23時