お久しぶりです。 ページ33
｢Aお姉さん、バスに乗ってから顔色悪いけど大丈夫？気分悪いの？｣
｢だ、大丈夫だよ……今のところ。｣
結局帰ることは出来ずにバスに乗った私はきっと死んだような顔をしているのだろう。
そんな顔に前に座っているコナン君がかなり心配してくれる。
ほんとは哀ちゃんとかコナン君の隣に座りたかったけど原作の話の流れは崩したくないから1番後ろに1人で座ったのだ。
……って、あれ？
1番後ろって赤井さんとか来るんじゃないの!?
あぁ最悪。でもまぁ前に座ってベルモットに顔を見られるよりはマシかな。
一応赤井さんは私の素性を知っているんだし…
まぁ私はゼロではなく普通の警察官だとおもっているだろうけど。
｢あ！新出先生だ！｣
私が悶々と考え事をしていると新出先生(ベルモット)たちが乗ってきた。
前に座っている哀ちゃんたちが怯えているのが分かる。
頑張って哀ちゃん……
｢oh!!A!!おひさしぶりデスネっ!?｣
｢｢え？｣｣
突然カタコトの日本語で名前を呼ばれてビックリする私。
コナン君もついでにびっくりしている。
あ、そうだったジョディさんもこれに乗るんだっけ？
4年前にアメリカで会ったきりだったもんな。あの頃が懐かしいな。
｢お久しぶりですジョディさん。日本にいるなんてビックリですよ!!!｣
なーんて、日本に来ることは知っていたけどね!!
｢ワタシ、今はジャパンで高校の英語教師してるネ！｣
｢へぇ、そうだったんですね！｣
ジョディさんはFBIでいることは黙っていてと言うようにウィンクをした。
私はそれに笑顔で返す。
それにしてもやっぱり美人だな!!!
久しぶりに見たジョディさんにうっとりしていると、マスクをしたニット帽男が横に座ってきた。
そのニット帽男は私の姿を見た瞬間、驚いた顔をし、その後目を細めた。
きっとあのマスクの裏でニヤリと笑っているのだろう。
そう、正体は恋人に振られ髪をバッサリと切った赤井さんだ。
私は絶対的に短い方がいいと思うな。うん。
だって髪長くて黒髪とか幽霊みたいじゃん？何気怖かったんだよねあれ。
｢……ごほっごほっ。｣
それにしてもこの風邪は演技なのだろうか、それとも本当に風邪を引いたのだろうか…
まぁどちらにせよ赤井さんが知らないふりをするなら私も知らない振りをしておこう。
そしてバスが走り始めて数秒後。
｢騒ぐな！騒ぐとぶっ殺すぞ！｣
……バスジャック始まりました。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青龍 葵(プロフ) - 脱字があります！「すぐ帰ります」で「…ちょっと○○そんに会って欲しい奴がいるんだ」の『○○そんに』とは何でしょうか？ (2018年7月26日 17時) (
レス) id: 970e92a440 (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 零さん» 返事おくれました！嬉しいコメントありがとうございます！頑張ります！ (2017年5月7日 23時) (レス) id: fb8724423b (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - いつも楽しみに読んでます！！続編も頑張って下さい！ (2017年4月30日 21時) (レス) id: f4f2fc359b (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます！ (2017年4月30日 19時) (レス) id: a2b81a1195 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - とっても面白いです!!更新頑張って下さい (2017年4月25日 3時) (レス) id: 0cdca89a6a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：祐
| 作成日時：2017年3月30日 23時
