面倒です。 ページ14
｢あぁー、やっと会議終わった……あんな事になるなら真面目に話を聞いていれば良かった。｣
｢まったく、自業自得だぞ。今度またあんな事があったら降谷さんに言うからな｣
｢えぇー、それはほんとに勘弁して下さいよ風見さん。｣
｢降谷さんにお前のことは頼まれているからな｣
何頼んでるんだよ降谷さん。
私は子どもか!!!
……あ、子供といえば幼児化した新一に電話しなきゃ。
｢風見さん。デスクに戻る前にちょっと電話してきます。｣
｢またか？会議前もしていただろ。｣
｢すぐ戻るんで!!!｣
｢ちょっ、おいまて七瀬!!!｣
待てと言われて待つ人なんていませんよ。
私は風見さんに言い逃げをして、警察庁の屋上へと来た。ここなら誰にも聞かれないだろう。
よし。早速新一に電話だ。
ーーprrrrrrr
«もしもしAさん？どうしたんだ？»
え、ふつーに新一で出たし…ちょっとだけコナンを期待したのに…
｢あ、新一？今何してんの？｣
«えっ、な、何って今日は休日だし家で本読んでるぜ!?»
よしよし、焦ってる。面白い。
この感じだと私にはコナンになった事は言わないつもりだな。
｢ふーん……それより蘭ちゃんから1週間くらい新一の姿を見ないって電話があったんだけど？どういうこと？｣
«はっ!?なんでAさんが蘭の番号知ってんだよ!!»
｢何でって、ポアロで会って友達になったからだよ｣
«はぁ……まじかよ。»
｢で、何で学校行ってないの？1週間も見てないって学校にも行ってないんでしょ？｣
«そっ、それは……事件!!!事件だよ、すげぇ厄介な事件に関わっちまってよ。一時そっちには帰れねぇんだ。»
この焦りようでほんとよく周りにバレないよなぁ。
まぁでも頑張ってるの分かるし、ここは納得しておいてあげよう。
｢……そっかぁ。まぁ、殺されたりしないように気をつけなよ？これでも心配してるんだから｣
«お、おう。»
｢蘭ちゃんにはこまめに連絡するんだよ？私以上に心配してたんだから｣
«わぁーってるよ»
ほんとに分かってんだか…
｢まぁ用件はそれだけ。それじゃ、私仕事に戻るからまたね｣
«おう。»
ーーピッ。
とりあえずこれで、私はコナン=新一とは知らない振りをしなきゃいけなくなった訳だ。
｢………めんどくさいなぁ。｣
ま、からかって遊んでやろうっと。
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青龍 葵(プロフ) - 脱字があります！「すぐ帰ります」で「…ちょっと○○そんに会って欲しい奴がいるんだ」の『○○そんに』とは何でしょうか？ (2018年7月26日 17時) (
レス) id: 970e92a440 (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 零さん» 返事おくれました！嬉しいコメントありがとうございます！頑張ります！ (2017年5月7日 23時) (レス) id: fb8724423b (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - いつも楽しみに読んでます！！続編も頑張って下さい！ (2017年4月30日 21時) (レス) id: f4f2fc359b (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます！ (2017年4月30日 19時) (レス) id: a2b81a1195 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - とっても面白いです!!更新頑張って下さい (2017年4月25日 3時) (レス) id: 0cdca89a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祐
| 作成日時：2017年3月30日 23時
