逸らしたかっただけです。 ページ43
「あら、もしかしてA?」
「あ、先日ぶりですジョディさん!!」
「まさかあんな所で出会えるとは私も思ってなかったわ!!……それより、あなた大丈夫だったの?爆発に巻き込まれたみたいだけど……」
「あぁ、大丈夫ですよ。私、体は頑丈なので!!」
「ふふっ、それなら良かったわ。」
バスジャック事件から数日たったある日。
ただ単に、冷蔵庫の底が尽きたからスーパーに行ったら帰りに偶然ジョディさんに会った。
「でも、まさかジョディさんに覚えてもらっているとは思ってませんでしたよ。最後に会ったのは4年前のアメリカですよね?」
「あら、当たり前よ?なんたって、あなたはシュウのお気に入りだもの。Aはいつか絶対FBIに入れるっていつも言ってるのよ。」
「あー……そういうことですかぁ」
納得納得。
絶対FBIになんて入らないけどね。
てか、公安ですら辞めたいと思っているのに。
「あら、でも私もあなたには日本警察よりFBIが向いていると思っているけど?だから私としても大歓迎よ?」
「あはは……そう思って頂けるのは光栄です…」
ジョディさんの目は割とガチだった。
うん。この話はもうやめよう。
「それよりジョディさん。この前のバスでの事なんですけど、何であんなカタコトな日本語を?」
まぁ、理由は知ってるけど話を逸らすにはいいネタだろう。
「英語教師をしているからっていうのが理由だけど……あなたはそれで満足しないでしょ?FBIがなぜ英語教師にって思うわよね。」
「そうですね。」
正直全部知っているから話を逸らせただけでもう満足なんだけど…
でも話を合わせた方がいいと思って相槌をした。
「本当は極秘なんだけど、まぁAならジェイムズも認めいるし……そうね、今から私の家に来ない?」
「え?」
「さすがに道端では話せないのよ。この後何か予定があったりする?」
「いや、買い物も終わりましたし大丈夫ですけど…」
「それじゃ行きましょ!!!」
「えっ、ちょ、ジョディさん!?」
私はジョディさんに腕をグイグイと引っ張れ、連れていかれる。
何気この人も力強いな!!!
そうして私はジョディさんの家へ行くことになった。
こんなつもりじゃなかったのになぁ……
2164人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青龍 葵(プロフ) - 脱字があります!「すぐ帰ります」で「…ちょっと○○そんに会って欲しい奴がいるんだ」の『○○そんに』とは何でしょうか? (2018年7月26日 17時) (レス) id: 970e92a440 (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 零さん» 返事おくれました!嬉しいコメントありがとうございます!頑張ります! (2017年5月7日 23時) (レス) id: fb8724423b (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - いつも楽しみに読んでます!!続編も頑張って下さい! (2017年4月30日 21時) (レス) id: f4f2fc359b (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます! (2017年4月30日 19時) (レス) id: a2b81a1195 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - とっても面白いです!!更新頑張って下さい (2017年4月25日 3時) (レス) id: 0cdca89a6a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:祐 | 作成日時:2017年3月30日 23時