タイムオーバーです。 ページ20
「……さむい…」
「あっ、七瀬さん!!起きましたか!?」
「……あ、うん…ーズキッ
うわ、頭いた。
てかここどこ?後輩である瀬名君がいるし…仮眠室?
「あぁ!!まだ体起こしたらダメですよ!!!」
そう言われてもう一度後輩に寝かされる。
先輩としてはちょっと複雑なんですけど…
「ここは仮眠室です。現場で倒れたのでとりあえず警察庁に戻ってきたんですよ。それで、僕は風見さんに見張りを頼まれたんです。」
「あぁ…そういうことか。ごめんね瀬名君。」
「いえいえっ、七瀬さんのためなら!!!」
なんて忠誠心が高いんだこの子は…。
可愛い後輩だな。
たしか降谷さんもお気に入りだったよね。
あ、降谷さんといえば、風見さん降谷さんには連絡してないのかな?
そうかやっと風見さんも、降谷さんに怒られるだろう私に気を使ってくれ……
「もうすぐ降谷さんが迎えに来るそうですからそれまでゆっくり寝ててください。」
てなかった。
ほんと気が効かないな風見さんは!!!
でもそうと分かったらこんな所でいられない。
今すぐ仕事場に戻って…
「ちょっ、七瀬さん!?ダメですよ起きたら!!!」
「いや、大丈夫大丈夫。早く戻らないと私怒られちゃうから。」
「そんな、七瀬さん戻ったら僕が怒られますよ!!!」
「大丈夫、その辺は私が守ってあげるから。」
そうして私は必死に止める瀬名君に逆らっていた。
うぅ、この子可愛い見かけによらず力強っ…
さすがゼロ所属なだけある。
「お願いっ、仕事に戻らせて!!!」
「ダメですっ!!」
「早くしないとっ、降谷さんに怒られ…「A。」
「「…………。」」
……タイムオーバーです。
降谷さんは仕事をちゃんとしてるのか!?
「よく引き止めたな瀬名。ありがとう。」
「いえ!!じゃあ七瀬さんおだいじに!!!」
瀬名君は仮眠室から嬉しそうに出ていった。
もう可愛い後輩だなんて絶対思わない。
「さぁ、帰るか。A。」
「あはは…このくらいの熱大丈…「帰るぞ。」
「はい。」
そうして私はなぜか歩けると言ったのにお姫様抱っこをされ、家に帰らされた。
警察庁の人達からの視線が痛かったよ…。
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青龍 葵(プロフ) - 脱字があります!「すぐ帰ります」で「…ちょっと○○そんに会って欲しい奴がいるんだ」の『○○そんに』とは何でしょうか? (2018年7月26日 17時) (レス) id: 970e92a440 (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 零さん» 返事おくれました!嬉しいコメントありがとうございます!頑張ります! (2017年5月7日 23時) (レス) id: fb8724423b (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - いつも楽しみに読んでます!!続編も頑張って下さい! (2017年4月30日 21時) (レス) id: f4f2fc359b (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます! (2017年4月30日 19時) (レス) id: a2b81a1195 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - とっても面白いです!!更新頑張って下さい (2017年4月25日 3時) (レス) id: 0cdca89a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:祐 | 作成日時:2017年3月30日 23時